中日ドラゴンズ2025の戦力外候補を予想しました。
戦力外通告で挙がるかもしれない候補だけでなく、自由契約の可能性があるベテランや外国人も同様に取り上げています。
- 年齢は11/30時点のもの
- 可能性は高 A>B>C 低の順
- Dは育成落ちの可能性を意味
投手の戦力外候補
投手は先発タイプと中継ぎタイプに分けて見ていきます。
先発投手
選手 | 年齢 | 投 | 可能性 |
---|---|---|---|
メヒア | 28歳 | 右投 | A |
岡田俊哉 | 33歳 | 左投 | B |
マラー | 28歳 | 左投 | B |
土生翔太 | 24歳 | 右投 | C |
三浦瑞樹 | 26歳 | 左投 | C |
梅津晃大 | 29歳 | 右投 | D |
岡田俊哉
様々な思い出や背景を振り返れば、岡田俊哉をもっと見ていたいという気持ちも当然湧き出てくるのですが、戦力の度合いとしては厳しい状態に。ロングリリーフならとの希望的観測はあるものの、三浦や近藤と20代左腕も同様の役割で控えているため、年齢も加味すると1番危うい立場に映ってしまいます。
梅津晃大
実戦復帰まで1年以上要すると見込まれる、右肩関節唇の手術を7月に受けたため、一旦育成落ちとなる可能性が高いでしょう。肩の手術は肘と異なり、明確な復帰時期が読みづらいので、来季終盤の1軍登板を期待しての支配下継続は厳しいと思います。
土生翔太・三浦瑞樹
両投手とも安泰とは言えない立場ですが、投手事情や加入年数を踏まえると、キープの可能性が高いでしょう。ただ、2軍で不甲斐ない投球が続いた場合には、話が変わってきてしまう恐れも有しています。
メヒア・マラー
メヒアに関しては余程の好投を続けない限りは、今季限りが濃厚でしょう。(後半戦からは中継ぎスタンバイもするようで、その転向がハマれば見方も変わってくるかもしれませんが。)一方、マラーの去就は悩みどころに。ドラゴンズの先発陣では上位のポテンシャルを有していますし、ゼロから複数の新外国人先発を成功させる方がハードルも高いと思うので、自分はキープ寄りを希望していますが果たして。
中継ぎ投手
選手 | 年齢 | 投 | 可能性 |
---|---|---|---|
森博人 | 27歳 | 右投 | A |
ウォルターズ | 28歳 | 右投 | A |
マルテ | 30歳 | 右投 | B |
祖父江大輔 | 38歳 | 右投 | B |
梅野雄吾 | 26歳 | 右投 | B |
伊藤茉央 | 25歳 | 右投 | B |
近藤廉 | 27歳 | 左投 | B |
福敬登 | 33歳 | 左投 | C |
森博人
ここ数年戦力となれていない中、3月にトミー・ジョン手術を受ける形となってしまったので、少なくとも支配下を外れるのは濃厚でしょう。ただ、地元枠である点やTJ手術組への面倒見の良さを加味すると、育成落ちに留まる可能性は残っていると思います。
祖父江大輔
無事是名馬としてブルペンを長年支えてくれた功労者ですが、流石に1軍レベルに対する厳しさが色濃く現れるシーズンに。先発なら最悪2軍のイニングイーターを期待しての続行が考えられるのに対し、中継ぎは潰しが効かないのが辛いところです。
梅野雄吾・伊藤茉央・近藤廉
1軍ブルペン陣の弱体化が叫ばれる中、2軍生活が長かったリリーバーたちは当然安泰と言えないでしょう。ただ、梅野はポテンシャル、伊藤は加入1年目、近藤は使い勝手の良さと、各々残したい理由も見られるため、彼らの序列付けには悩みそうです。とは言え、投手陣の血の入れ替えは必須のため、この辺りから最低でも1人は切られる可能性が高いと予想します。
ウォルターズ・マルテ
ウォルターズは制球難、マルテは対左や奪三振力の不安定さにより、確実な戦力計算が立てられない現状のため、今季限りの可能性が高いと見ています。2年目の順応に期待する声も出てくるかもしれませんが、素直に新しい選択肢を模索した方が戦力UPを望める可能性も高いのではないでしょうか。
野手の戦力外候補
野手は捕手、内野手、外野手のポジション別に分けて見ていきます。
捕手
選手 | 年齢 | 打 | 可能性 |
---|---|---|---|
宇佐見真吾 | 32歳 | 左打 | B |
加藤匠馬 | 33歳 | 右打 | B |
味谷大誠 | 22歳 | 左打 | B |
山浅龍之介 | 21歳 | 左打 | D |
宇佐見真吾・加藤匠馬
宇佐見は打撃不振、加藤は守備の劣化により、両捕手とも1軍戦力としては厳しいのが実情です。かと言って、若手で固める編成も出来ない特殊なポジションであるため、チーム内のニーズと照らし合わせ、どちらか1人を切る展開が無難だと見ています。
味谷大誠
今季は8捕手体制と、そもそも従来より1人多い編成となっていたため、今オフは1人補強からの2人退団を選択するかもしれません。その場合、若手捕手からも1人切られる可能性は有しており、若手内で序列を付けるなら、味谷が1番危うい立場に映ります。
内野手
選手 | 年齢 | 打 | 可能性 |
---|---|---|---|
カリステ | 33歳 | 右打 | A |
中田翔 | 36歳 | 右打 | A |
ロドリゲス | 23歳 | 右打 | B |
樋口正修 | 27歳 | 左打 | B |
佐藤龍世 | 28歳 | 右打 | C |
中田翔
打撃の衰えもさることながら、今年も腰の状態が安定しないのは痛いところ。多少の衰えで済んでいれば、減俸を飲んだ上での残留もあり得たでしょうが、コンスタントに試合へ出られるかも怪しい現状では、契約終了=退団となる可能性が高いと見ています。
カリステ
ユーティリティー選手として多岐に渡る貢献を果たしてくれましたが、やはり打撃の不安定さがネックに。ボスラーの成功や上林の復活、山本&板山の貢献により、UT選手としての優位性も薄まってきたため、新たな選択肢へ切り替えるタイミングのように感じます。
ロドリゲス
ポテンシャルは感じるものの1軍への道のりはまだ遠い、という認識は昨季から変わらず。キューバ案件のため、昨オフは元守護神の去就問題も絡んで、支配下キープとの判断に至ったのだと推測しますが、今オフは少なくとも支配下内に留めておく理由は見当たりません。
樋口正修
基本的に内野はベテランと外国人の動きだけで済ますと見ていますが、更に枠を求めるなら中堅どころからも名前が挙がってくるでしょう。中でも、樋口はチーム内での明確な役割を確保できていないため、いつ名前が挙がってもおかしくはない立場にあります。
外野手
選手 | 年齢 | 打 | 可能性 |
---|---|---|---|
駿太 | 32歳 | 左打 | A |
濱将乃介 | 25歳 | 左打 | B |
川越誠司 | 32歳 | 左打 | B |
大島洋平 | 40歳 | 左打 | B |
ボスラー | 32歳 | 左打 | C |
尾田剛樹 | 25歳 | 左打 | C |
駿太・濱将乃介・川越誠司
やはり今年も、左打の外野手の整理は着手しなければならないポイントでしょう。まず真っ先に名前が挙がってしまいそうなのは駿太で、1軍出場機会の減少を受けると、中々厳しい立場に映ります。また、もう少し枠を空けたいと考えた場合、濱や川越も候補に挙がってくるかもしれません。
大島洋平
1軍での打棒が更に厳しくなってきたとはいえ、功労者中の功労者であるため、上記の候補たちとは当然、別口の扱いでしょう。球団側から去就の話を持ち出すとは思えず、また大島の性分的にこのままバットを置いてしまう姿も、自分は想像できません。