【ドラゴンズ】2025年のドラフト予想

中日ドラゴンズ2025のドラフトを予想しました!

ポイント毎にドラフト候補をリストアップしていき、最後に指名予想を行う構成となっています。

【候補リストの補足】

  • 身長についてはあくまで参考程度に
  • 社会人、独立選手の所属欄にある丸数字は卒業年数

1位候補

2025年の1位候補
候補 守備 身長 所属
石垣元気 右投手 180cm 健大高崎高
中西聖輝 右投手 182cm 青山学院大
齊藤汰直 右投手 183cm 亜細亜大
竹丸和幸 左投手 178cm 鷺宮製作所 (大②)
立石正広 内野手 180cm 創価大

少し前までは中西優勢も

今年のドラフトは立石に行くかどうかから考える年であり、ドラゴンズも当然、彼に行くパターンを検討しているでしょう。とはいえ、崩壊寸前だった先発ローテを見れば、投手に行きたい気持ちも抑え切れず、貴重な即戦力先発である中西に行く選択も否定できないものでした。

がしかし、大学から代表からと、中西のフル回転が続いていた中、今秋中には肘の炎症も負ってしまい、ギリギリまで状態を見極める必要が生じています。近年はドラ1投手の故障に泣かされてきたチーム事情もあるため、個人的には方針転換の可能性も高くなってきたように感じます。

改めて、立石or投手の選択に

中西に次ぐ大社投手としては、即戦力左腕と期待できる竹丸や秋で更に評価が上がった齊藤の名前が挙がります。ただ、2投手とも良い投手ではあるのですが、立石を避けてまで行く価値があるかと言われると、個人的には否定寄り。中西なら立石回避を許容できましたが、他の投手なら外れで残っている投手との差も、そこまで評価できないため、素直に立石へ突っ込むべきだと考えます。

また、高校生投手の石垣についても触れておくと、クオリティは文句なしの一級品です。がしかし、投壊の現状で高校生から攻める余裕があるとは思えず、1位候補には挙がれども、そこまで有力な候補には推されていないと見ています。

投手のドラフト候補

投手のドラフト候補を、上位の先発候補・中位以降の先発候補・リリーフ・高校生投手の4つに分けました。

上位の先発候補

上位の先発候補
候補 身長 所属
中西聖輝 右投 182cm 青山学院大
齊藤汰直 右投 183cm 亜細亜大
櫻井頼之介 右投 175cm 東北福祉大
藤原聡大 右投 177cm 花園大
島田舜也 右投 184cm 東洋大
堀越啓太 右投 184cm 東北福祉大
伊藤樹 右投 176cm 早稲田大
毛利海大 左投 177cm 明治大
山城京平 左投 174cm 亜細亜大
渡邉一生 左投 170cm 仙台大
冨士隼斗 右投 180cm 日本通運 (大②)
谷脇弘起 右投 185cm 日本生命 (大②)
竹丸和幸 左投 178cm 鷺宮製作所 (大②)

外れ1位は選択肢豊富

1位候補の項では、中西以外はあまり評価していないような書き方をしてしまいましたが、これはあくまで最初の入札で行くならの話です。外れ1位として見れば、今年は非常に楽しみな候補が多く、先ほど挙げた竹丸齊藤以外にも盛り沢山となっています。

東北のドクターK・櫻井や赤丸急上昇中の藤原、左腕では日米大学野球で奮闘した毛利らの名が続き、この辺りの投手を確保できれば、とりあえずは御の字といった印象を受けます。

2位指名は鬼門?

一方で、記事の最後でも解説しますが、今年の2位指名は鬼門。自分はここも投手で行って良いと見ているものの、誰が残っているかは読みづらいところです。島田伊藤が残っていればラッキーだと思いますが、あまり良い投手が残っていない可能性も。野手に行く可能性も含め、取るポジションで限定せず、残っている中で良い選手を指名するぐらいのスタンスでいないと、大怪我をするかもしれません。

中位以降の先発候補

中位以降の先発候補
候補 身長 所属
髙須大雅 右投 193cm 明治大
髙木快大 右投 180cm 中京大
赤木晴哉 右投 190cm 佛教大
髙谷舟 右投 179cm 北海学園大
田村剛平 右投 181cm 京都産業大
小林直生 右投 181cm 八戸学院大
相良雅斗 右投 184cm 岐阜協立大
九谷瑠 右投 178cm 王子 (大④)
阿部雄大 左投 183cm ENEOS (高⑦)
増居翔太 左投 172cm トヨタ自動車(大③)
松田賢大 左投 177cm バイタルネット (高⑥)
冨重英二郎 左投 178cm 独立L・神奈川 (大②)

引き続き大学生投手は多いのですが

先発陣の層の薄さを踏まえれば、中位以降でも積極的に先発候補を狙いたいところです。髙須髙木快といった故障中の投手のスリップや、赤木ら地方組のポテンシャルはやはり無視できません。ただ、何れの候補も即戦力性はより薄くなってしまうため、色々とバランスは意識していきましょう。

解禁済みの社会人投手がカギ?

今年は即戦力投手が不足しているため、例年以上に解禁済みの社会人投手への注目が集まっているようです。ドラゴンズとしても次に触れるブルペンを含め、今すぐ使える実力者は1枚でも多く欲しいため、社会人候補を口説けるかどうかも重要な要素となりそうです。社会人屈指のゲームメイカー・増居や地元繋がりのストーリー性がある九谷といった有力な候補が、お膝元にいるため、球団の政治力にも密かに期待しています。

リリーフ投手

リリーフ型の投手候補
候補 身長 所属
大川慈英 右投 180cm 明治大
工藤泰己 右投 175cm 北海学園大
田和簾 右投 183cm 早稲田大
山埼太陽 右投 193cm 創価大
大矢琉晟 右投 178cm 中京大
岩城颯空 左投 180cm 中央大
沢田涼太 左投 190cm 中京大
田中大聖 右投 178cm Honda鈴鹿 (大②)
平元銀次郎 左投 180cm 日本通運 (大④)
谷内隆悟 左投 181cm エイジェック (大③)
篠崎国忠 右投 193cm 独立L・徳島 (高②)
斎藤佳紳 右投 181cm 独立L・徳島 (高⑤)
シャピロ・
マシュー・一郎
右投 193cm 独立L・富山 (大①)

あくまで先発優先

松山以外のリリーフ投手の不安定さは深刻な問題のため、先発陣と同様にブルペン陣のテコ入れも必須ですが、枚数や順序は当然、先発補強が優先されるべきです。また、そもそもリリーフ専の有力候補が少ないため、今までリストアップしてきた先発候補を狙った方が賢明ではないでしょうか。何れにせよ、リリーフ投手の指名は最低限にとどめるべきで、どうしても欲するなら、育成指名を上手く活用して欲しいポイントであります。

上位候補はかなり手薄

剛腕唸る大川や先発の可能性も見え始めた岩城なら、上位指名も納得できますが、後は下位で余裕があればといった感じです。また、こちらでも解禁済みの社会人投手の名が挙がっていますが、先発タイプと違い潰しが効かないため、余程の確信を持てない限りは、手を出すべきではないと思います。

やはり救世主は独立投手?

支配下内だけで投手補強を賄うのは厳しいですし、雑に使える投手が欲しいポイントなので、やはり独立投手の存在は無視できません。独立リーグからの指名があまり上手く行っていない球団ですが、リスクの低いタイミングでなら、積極的にトライしなきゃいけない時代です。

高校生投手

主な高校生投手
候補 身長 所属
石垣元気 右投 180cm 健大高崎高
藤川敦也 右投 184cm 延岡学園高
早瀬朔 右投 185cm 神村学園高
森陽樹 右投 190cm 大阪桐蔭高
中野大虎 右投 180cm 大阪桐蔭高
中西浩平 右投 182cm 豊川高
坪眞都 右投 177cm 大垣北高
奥村頼人 左投 179cm 横浜高
江藤蓮 左投 180cm 未来富山高
吉川陽大 左投 175cm 仙台育英高
濱岡蒼太 左投 177cm 川和高
宇佐美球児 左投 182cm 西条高

今年の指名は期待薄

昨年のように、高校生投手も確保できるのが理想ではありますが、今年はそこまで有力候補が多くないため、少し難しい気も。即戦力性を重視したい投手事情ですし、野手も随時補強しておきたいので、高校生投手にまで手が回らないのも、仕方のない年だと割り切っています。

左腕は豊富な印象

一方で、他のカテゴリよりも左腕が豊富なのは、見逃せないポイント。しかも、奥村江藤など、ドラゴンズの好みど真ん中の左腕が揃っているため、全スルーするには惜しい気持ちも抱いているかもしれません。可能なら、高校生左腕を1枚獲っておきたいねぐらいの感覚は、一応持っているでしょうか。

野手のドラフト候補

野手のドラフト候補をポジション別に分けました。

捕手

捕手候補
候補 身長 所属
池田栞太 右打 185cm 関根学園高
岡村了樹 右打 173cm 富島高
藤森海斗 左打 180cm 明徳義塾高
松井蓮太朗 左打 176cm 豊橋中央高
小出望那 右打 175cm 大阪産業大
小島大河 左打 179cm 明治大
萩原義輝 左打 180cm 東芝 (大②)
友田佑卓 左打 171cm 三菱重工East (大②)
野口泰司 右打 180cm くふうハヤテ (大③)

今年は大社捕手がかなり手薄

石伊の成功により、緊急性は大分落ち着いてきましたが、石伊以外の捕手をほとんど信用していないので、引き続き補強を模索したいところ。がしかし、今年は大学生捕手がほとんどおらず、社会人も決め手に欠く候補が多いため、即戦力狙いの指名は正直、期待薄となっています。

一応奥の手として、名門企業を退社しくふうハヤテでの挑戦を選んだ、野口という選択肢もあります。今までとは異なり育成も可能となったので、検討してみても良い候補ではありますが、やはり石伊と同い年の大卒3年目という年齢面が、ネックになりそうです。

高校生捕手には多少の選択肢

大社と比べると、高校生捕手には幾分かの選択肢があります。とはいえ、高校生捕手の戦力化に手こずっている捕手事情のため、こちらも指名しづらい印象。寺地 (ロッテ)2世と評価したい藤森など、ニーズに合いそうな候補はいますが、1軍レベルにまで可能性高く引き上げられると、推せる素材は見当たりません。

内野手

内野手候補
候補 身長 所属
櫻井ユウヤ 右打 181cm 昌平高
今岡拓夢 右打 180cm 神村学園高
髙田庵冬 右打 183cm 仙台育英高
横田蒼和 左打 180cm 山村学園高
新井唯斗 左打 183cm 八王子高
半田南十 左打 176cm 日大藤沢高
西川篤夢 左打 183cm 神村学園高 伊賀
立石正広 右打 180cm 創価大
松下歩叶 右打 181cm 法政大
谷端将伍 右打 178cm 日本大
宮下朝陽 右打 182cm 東洋大
繁永晟 右打 174cm 中央大
小田康一郎 左打 173cm 青山学院大
池田彪我 左打 180cm 東洋大
松川玲央 左打 183cm 城西大
勝田成 左打 163cm 近畿大

コーナー型は立石とその他に分かれる

立石は細かい事情を抜きにしても行くべき候補だと思いますが、他の内野コーナーに関してはわざわざ上位で行くメリットは薄いようにも感じます。今季の三塁事情は、故障者の続出で大きな穴が空いたとはいえ、福永の復活には期待してますし、自分は石川昂弥もまだ諦めていません。投手へ積極的に行きたいチーム事情も併せると、立石以外にはそこまで強く動かないと予想しています。

ただ、左打者の強化という大きな補強ポイントを持ち出すなら、天才的な打撃を見せる小田は無視できない存在に。守備位置の不安定さなど懸念も残る候補ですが、立石に続き小田であれば、上位で行くメリットは感じます。

二遊間型はスルー?

近年乱獲してきたポジションなので、基本的にはスルー寄りとなりそうです。とは言いながら、今年は宮下繁永松川といった故障や不調により、評価を落としている大学生候補も目立つため、中位辺りでスリップしてくるなら、ここを攻めるのも有りではないでしょうか。強打の二塁手や外野へのコンバートなど、補強ポイントに繋げられる活用も期待できるため、今一度ここの指名を積んでも間違いではないと思います。

同様に高校生ショートでも、横田など非凡な能力を持ちながら、評価がそこまで高騰しない候補がいるかもしれません。豊作だからと安易にコーナー型へ手を出すよりは、中位で残るかもしれない二遊間型も選択肢に含めておく方が、今年のドラフトではプラスに働くのではないでしょうか。

外野手

外野手候補
候補 身長 所属
窪田洋祐 右打 186cm 札幌日大高
平川蓮 両打 187cm 仙台大
エドポロ・ケイン 右打 190cm 大阪学院大
岡城快生 右打 183cm 筑波大
西原太一 右打 182cm 上武大
秋山俊 左打 183cm 中京大
皆川岳飛 左打 181cm 中央大
阪上翔也 左打 180cm 近畿大
野間翔一郎 左打 180cm 近畿大
彦坂藍斗 左打 180cm 帝京大
杉山諒 左打 171cm 愛知学院大
村上裕一郎 右打 185cm ENEOS (大②)
田中多聞 左打 183cm JFE西日本 (高③)
大森廉也 左打 183cm JFE東日本 (大②)
幌村黛汰 左打 177cm 独立L・富山 (高③)

指名の可能性が高いポジション

4人のレギュラー級を作れた一方、岡林より年下の選手がいないため、誰かしら取る可能性が高いポジションだと見ています。上林のコンディション面なども考慮すると、尚早に将来への布石は打っておきたいポイントです。

しかしながら、外野手の評価は毎年予想ほど上がらないケースも多いため、高掴みには注意。また、野手の中では潰しが効かないポジションでもあるため、慎重な吟味が求められます。

前のめりにならないように注意

リストアップ報道もあった秋山を中心に、選択肢が多いポイントとなっていますが、上位で行くと限定するなら、両打の大砲候補・平川以外は避けて欲しいのが自分の本音です。基本的に、ここへ着手するのは中位以降が望ましく、場合によってはスラッガーの卵である田中多聞や走守のスペシャリスト・杉山といった素材型を、下位で抑える展開があっても良いのではと。必要性は高いものの、指名の優先順位は控えめに考えてもらいたいポイントです。

ドラゴンズ2025のドラフト予想

最後に、ドラゴンズのドラフト指名を予想しました。確実性はあまり考慮せず、自分の理想を詰め込んだ予想となっています。

ドラゴンズのドラフト予想
順位 指名選手 カテゴリ
1位 立石正広 大学生・内野手
(外1位) 竹丸和幸 社会人・左投手
2位 伊藤樹 大学生・右投手
3位 髙木快大 大学生・右投手
4位 繁永晟 大学生・内野手
5位 九谷瑠 社会人・右投手
6位 田中多聞 社会人・外野手

ここでは立石の入札を採用

違う記事のドラフト1位予想では投手予想としているように、投手で行くのが無難な予想となるでしょうが、ここでは理想のドラフトを披露したかったので、立石予想としました。一方で、理想だけで進められないのが、外れ1位以降の指名。

今ドラフトのセオリーは?

ドラフトのセオリーで言えば、上位指名を野手中心で行った方が良いとは、自分も思っています。ただ、今のドラゴンズは投手が最優先、有力投手が場合によっては2位で消えてしまう可能性、逆に野手候補は同レベルを中位で確保できる可能性──以上の3点を踏まえると、外れ1位以降の上位は投手で固めても良いのでは、とも考え始めています。やはり、勝ちたいという気持ちが抑え切れない状況ですし、ある程度近眼的に投手優先としてしまっても、仕方のない状況ではないでしょうか。

ちなみに、最初の方で触れたように、2位指名が一際難しく、当然他球団の動きによっても変わってくるため、最適解が非常に読みづらい順位となっています。置きに行くであったり、サプライズであったりと、様々な可能性が考えられるため、皆が納得する指名は難しい印象も。ここに関しては、ハードルを下げておいた方が良いかもしれません(笑)。

大事な2点

上位を投手優先にするにしても、最終的に指名のバランスさえきちんと整えておけば、良いのではと見ています。そのためには、野手指名も疎かにしてもらいたくなく、最低2人は確保しておくべきでしょう。また、今年のドラフトは指名順位が読めない候補も多いため、かつて見られた決め打ちのような指名は、絶対に避けるべきです。ペナントを4位で終えたことで、指名の順番も常に中盤となっているため、より柔軟な姿勢で挑む必要があります。

井上監督が携わった昨年のドラフトでは、以上の2点に関して、完璧としか言いようがない立ち回りを見せてくれました。当然、今年も同様の素晴らしいドラフトになると信じており、ドラゴンズを強くする一手へ繋がることを、大いに期待しています。

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