【ドラゴンズ】2024年のドラフト予想

中日ドラゴンズ2024のドラフト指名を予想しました！

まずは補強ポイント毎にドラフト候補をリストアップし、最後に指名予想を行う構成となっています。

投手のドラフト候補

大きな補強ポイントである先発投手を中心にリストアップしたため、大社の中継ぎ候補には敢えて触れていません。また、素材型の確保も重要なポイントなので、最後に高校生投手もリストアップしています。

上位候補の先発

上位候補と見られる先発投手を11選手挙げましたが、力量で見れば金丸夢斗、中村優斗以外とその他諸々といった情勢。当然金丸、中村ともに最初に入札される可能性が高いため、即戦力先発の補強をドラフトで狙いたい場合は、競合覚悟で金丸に行くか、まだ競合が少ないであろう中村に行くかの2択のみ。既存投手陣や昨今の補強事情を踏まえると、金丸or中村を外す、あるいは逃げるとなった瞬間、来季浮上の可能性は消失すると言っても過言ではないでしょう。

とは言え、競合率の高いポイントであり、外す可能性の方が高いので、次策を考えておく必要があります。続いて即戦力となりそうなのは伊原陵人と見ているので、外れ1位で彼に行くのが無難でしょうか。一方、伊原以外の候補に外れ1位で行くのはやや高掴みな印象も受けるため、一旦高校生投手といった他のポイントに行き、2位で残っている候補を指名する方が個人的には得策に感じます。

ミドル級の先発

先発陣の枚数には不安の方が大きい現状なので、上位候補に限らず大社の先発候補は積極的に確保しておきたいところ。ただ、ここのポイントの指名が絶望的に上手くない球団なので、上位枠をフルで使い、前述の上位候補たちを複数指名してくれた方が安心できる気もします。

上記の候補たちは中位以降で指名できそうな一方、昨年と比べると供給量は少ない印象を受けます。そうした見立てもあってか、最近では今年で26歳の笠井建吾を視察するなど色々と見ているようで、候補探しの段階で苦心しているかもしれません。

高校生投手

上記のリストはコメントや視察情報がある有力候補をまとめました。中でも、藤田琉生にはご執心のようで、外れ1位辺りで行く展開もありそうです。また、藤田以外には今朝丸裕喜や柴田獅子、狩生聖真、清水大暉といった投手が指名リストに入っているようで、中位までにこの中の誰かを指名する可能性も高いでしょうか。

今年の高校生投手は上記で挙げた候補以外にも粒揃いとなっているので、久々に複数指名してみても面白そうです。勿論、上位候補の先発確保を成功させ、野手指名もポイントを押さえた上での話ですが、動作解析に力を入れているとも言われており、投手の好素材を集めるのは悪くない動きだと思います。

野手のドラフト候補

ポジション別にリストアップしましたが、最後に左の強打者候補についても少し触れています。逆に、優先的な補強ポイントではないポジションの右の強打者についてはほとんど扱っていません。

捕手

捕手が弱点となっている中、石橋以下の捕手が絶賛伸び悩み中で、1軍レベルは30代しかいない悪しき状況。また、高校生捕手中心のドラフト戦略が失敗に終わりかけているのが、この状況を招いた大きな要因でもあるため、今年こそ大社捕手に行くべきだと思います。

とは言え、大社捕手の候補自体あまり多くない状況です。1番の即戦力候補と見られる石伊雄太は2位指名の可能性も噂されており、ドラゴンズとしては指名しづらい候補に。他候補は決め手に欠く印象が強いため、野口泰司のようなロマン枠に賭けてみるしか打開策はないようにも感じます。

二遊間

スルーが正しいとは思いませんが、上位指名を割くのはやはり避けてもらいたい。しかし、競合必至の宗山塁だけでなく、次点の浦田俊輔へのコメントも目立つなど、今年も大学生ショートには興味を持っている様子です。浦田が中位まで残っているなら指名も有りとは思いますが、基本的には指名の可能性自体低くあるべきポイントでしょう。

一方、編成のバランスを考えれば、高校生ショートを1人加えるのは悪くない動きだと思います。ただ、こちらも石塚裕惺を筆頭に上位で消えそうな候補が目立っており、積極的には行って欲しくない感じも。森駿太や石見颯真辺りが下位に残っていたら行くぐらいのスタンスが、無難だと思います。

センター

岡林の離脱＆不調で、センターの層の薄さを改めて実感しました。そのため、岡林と競えるセンターの準備というのは、早急に着手しなければならないポイントに映ります。1位指名が濃厚な西川史礁や渡部聖弥以外にも、今年は注目したい大社外野手が複数控えているため、中位以降でピンポイントな指名を期待したいです。

一方、候補を探る上で気になるのが、どういったタイプを狙うのか。攻守のバランスを期待したいのであれば、麦谷祐介が真っ先に挙がります。逆に、守備より打撃を優先したいのであれば、山内慧のような社会人に行く選択肢もあり、後述する左の強打者に狙いをシフトさせる可能性もあるでしょう。

左の強打者

現状、若手の強打者候補は右打しかおらず、打線のレパートリーを増やすためにも、若い左の強打者は確保しておきたいところ。個人的には吉納翼が長打力あり地元枠でもありと、是非推したい候補に。前述ではセンターについて触れましたが、実はライトも手薄な状況なので、ライト守備も優れている吉納は正にうってつけの存在だと思います。

ショートの可能性も残す森翔太郎や地方無双枠の井上幹太など、大学生候補はまだ名前が挙がる一方、高校生の純粋な左の強打者はモイセエフ・ニキータぐらいしか見当たらない印象です。高校生で行くのも面白いと思っていたのですが、今年に限れば大学生で模索した方が賢明でしょうか。

ドラフト指名の予想

最後に、実際のドラフト指名を自分なりに予想してみました。押さえて欲しいポイントともに見ていきます。

一部残っているか怪しい部分はありますが、当てには行かず、自分の理想を詰め込んだ予想にしました。野手が少な過ぎと思う方もいると思いますが、ドラゴンズ投手陣やとドラフト候補の事情を考えると、これぐらい投手多めの方が今年は正解のような気がします。ちなみに、左投手が4人と偏っていますが、これに関しては偶々です。

上位は投手中心

あまり好まない戦略ですが、投手陣の現状を踏まえると、1,2位ともに投手へ突っ込むしかないように感じます。ただ、問題となるのがやはり金丸or中村を逃した場合。外れ1位で他の大社投手に行くにしろ、藤田辺りの高校生投手を繰り上げるにしろ、一気に魅力が落ちる指名となってしまいます。

また、即戦力候補を最低1枚確保するのはマストですが、もう1枠を同様に大社で行くのか、それとも高校生にするのかは地味に悩みどころ。投手陣のひっ迫状況的にも大社2枚が良いように感じますが、高校生のロマンも捨て難い。正直残った候補次第でもあり、当日まで決め切れないように感じます。

野手はピンポイントに指名

野手指名ではセンター、最悪ライトを担える外野手と大社捕手の指名は絶対に押さえて欲しいポイントです。ただ、逆に言えば、この2点以外はそこまで野手を狙わなくても良いのではと見ています。

確かに、貧打は未だ根強い問題点となっていますが、ぶっちゃけ今年の候補の中に即戦力となれるスラッガーなどほとんどいないので、そこを狙ったとしてもすぐに問題は解決しません。それならば、即戦力は新外国人に賭け、ドラフトではピンポイントな野手補強に終始する方が個人的には賢明だと考えます。

好素材の補充も抜かりなく

前述したように今年は有望な高校生投手が揃っているので、随所に狙って欲しいところ。大胆に言えば、下位や育成の大半は高校生投手で固めても面白いのではないでしょうか。

とは言え、編成のバランスも大事なので、投手の稼働を考えれば大社投手も押さえておきたいですし、高校生ショート辺りも1人ぐらい行っておきたいところ。何れにしても、高校生投手を中心に素材型の確保は抜かりなくやって欲しいポイントです。