【ドラゴンズ】2022シーズン中の補強ポイント&移籍情報

今回は、中日ドラゴンズ2022シーズン中の補強ポイント&移籍情報をまとめました!

ドラゴンズの補強ポイント

オフの時には打線のテコ入れが急務と見られていましたが、若手の成長などにより何とか我慢できる状態にはなりました。

がしかし、その代わり投手陣が緊急事態に。こちらの補強は待ったなしの状況です。

外国人スターター

質以前の話としてまずイニングイートできる投手が不足している状況。この原因には投手陣に故障者が相次いでいるという背景もありますが、1番の要因は明らかにフロントの怠慢。1軍も2軍も火の車にもかかわらず未だに動きなしは理解不能としか言い様がありません。

コロナの影響で外国人枠は1軍が5人まで拡張、ただしベンチ入りは4人までとなっています。ドラゴンズでは支配下4人の外国人が全員素晴らしい活躍を見せているので、一見この恩恵を得られないように思えます。がしかし、5人目が先発ならこの恩恵を受けることは十分に可能。現在の4人のうち誰か1人が週に1回ベンチ外にというデメリットはありますが、ローテの空きを1つ埋められると考えればメリットの方が遥かに大きいでしょう。

上位を目指すためには当然質にも拘って欲しいのですが、今後さらに故障者が増えれば若手にも負担が行ってしまう危険性を考えると、とにかくイニングを埋められる投手を早急に連れてこいというのが自分の考えです。

ブルペンの強化 (出来れば左腕)

清水とロドリゲスのリリーフ転向がハマり、勝利の方程式に関しては一定のクオリティを保てているように思えます。ただ、祖父江や福、田島といった近年のブルペン陣を支えてきたリリーバー達がピリッとせず、勝ちパターンの厚みには一抹の不安も残します。

また、現在1軍にリリーフ左腕が不在という点を気にしている方も多いでしょう。個人的には支配的な投球が出来るリリーバーが揃っていれば右も左も関係ないと思っていますが、投手運用のバリエーションが増えることは悪いことではありません。補強するなら出来れば左腕というのが自然な流れでしょうか。

上記の項で触れたようにロドリゲスやライデルにトラブルがない限りは3人目の外国人リリーバーは活きてきません。よって、補強手段は外国人よりトレードとなるのですが、そもそもリリーフ左腕はどの球団も欲しいポイントなので旨味のある取引は難しそう。結局。リリーフ左腕が欲しいなら現存の投手たちの改善に期待するしか手段は無いように思います。

左の強打者

昂弥、鵜飼、岡林、アリエルなど昨季までいなかったor機能していなかった新戦力の台頭もあり、まだまだ課題は残っているものの我慢できる打線にはなっているのではないでしょうか。

その一方で、周平の相変わらずの体たらくもあり左の強打者が不在という状況は個人的にかなり気になっているところです。菅野や大瀬良などスライダー系のボールを軸とした好投手をいつまでも打ち崩せないのはこの点も影響しているのではと推測しています。

ただ、こちらもリリーフ左腕と同様にトラブルが無ければ3人目の外国人打者は機能せず、今季の投高傾向を考えると打てる打者はどこでも欲しい状況。現存の改善と言っても周平ぐらいしか候補はいませんし、もう諦観の境地に達しつつあるので今更……。今季は右の強打者たちに頑張ってもらうとして、左の補強はドラフトに期待というのが現実的な流れでしょうか。

遊撃手の強化

京田の状態が相変わらず上がってこず2軍落ちに。離脱直後は三ツ俣が良い働きを見せていたのですが、それも長くは続かず。一時は周平に守らせるという予測不能の事態となっています。

結局、正遊撃手は京田しかいないのが現状。確かに確実性の乏しい打撃や不安定な送球などでヘイトを集めてしまうこともありますが、守備に関してはやはりチーム1。打率も多少は揺り戻しがあると思うので、8番起用なら守備で十分元が取れる選手でしょう。

ただ、京田以外に守備に秀でたショートがいないのは由々しき問題。将来的には土田に期待ですが、まだ2軍でやることがある段階です。京田と土田の間を埋める守備職人タイプのショートを補強する動きがあっても良いと思います。

ドラゴンズの移籍情報【2022】

現在の支配下選手は70

  • 投手は左投を表しています。
  • 赤字の選手は退団した選手を表しています。
中日 移籍一覧
日付 選手 (守備) 移籍情報
5/7 上田洸太朗 (投手) 支配下昇格
5/30 Y・タバーレス (投手) 新外国人
独立L富山
6/15 P・レビーラ (内野) 育成契約
キューバ
7/8 後藤駿太 (外野) トレード
オリックス
石岡諒太 (内野)
7/17 ルーク・ワカマツ (内野) 支配下昇格
7/26 G・ガルシア (外野) 支配下昇格
7/26 P・レビーラ (内野) 支配下昇格

上田洸太朗が支配下昇格

5枠空いているのに補強する様子もないので、上田、松木平、福島(彼の場合は復帰)のうち誰かが早期昇格するかもと予想していましたが、予想通りまずは上田が支配下昇格を勝ち取りました。

高卒育成ルーキーながら昨季は2軍で12試合に登板し防御率は0点台を記録。享栄高校の元エースとして潜在能力の大きさを1年目から示してくれた形に。

今季は春季キャンプで1軍に抜擢されるとそのまま完走。また、ゴロで打ち取るタイプであるため先発適性を見出され、そこでも好投を披露。2軍を見てきたファンなら納得の支配下昇格でした。

タバーレスを補強

元広島の育成選手で今季は日本海オセアンリーグ・富山GRNサンダーバーズでプレイしていたジョアン・タバーレスを獲得。

今季は富山の守護神としてリリーフ起用となっていますが、昨季までは先発としても活躍しており先中両方で起用可能。チーム事情を考えると、まずは先発起用となる可能性が高そうです。また、現在日本国内でプレイしていた投手なので、隔離期間などが不要ですぐに合流できる点は大きなメリットと言えるでしょう。

身長があるのでバンテリンDで化けるなど掘り出し物の可能性も否定できませんが、現状では補強というより補充という印象を受ける動きです。故障者が続出している2軍の投手事情を考慮すると、今すぐ投げられる投手を獲得したのは良い動きだと思います。がしかし、欲を言えばもう1人本命の助っ人投手の補強も期待したいところなのですが、望みは薄いでしょうか。

オリックスとのトレード (後藤⇔石岡)

石岡は今季プロ初打点を記録するなど30歳を越えてからのブレイクの兆しが見えていた選手ですが、長打の少なさやポジションの兼ね合いであまり1軍の出番が貰えず。とにかく打てる選手が欲しかったオリックスとしては補強ポイントにマッチした選手でした。

一方、ドラゴンズ側としては走塁や守備のスペシャリストがあまりいないチーム事情だったので、足や肩のある後藤駿太をチョイスしたのでしょう。石岡よりも起用法の幅が広いですし、バンテリンDに一応マッチするタイプの選手だと思います。ただ、盗塁の下手さなど安定感に欠ける部分もあるので、スペシャリストとして期待し過ぎるのは少々怖いかなという印象も受けます。

ドラゴンズとしては補強ポイントから少しずれている動きに感じるので、オリックス側からの提案で決まったトレードでしょうか。本音としては投手や二遊間の獲得が望ましかったのですが、石岡自身がそれほどグレードの高い選手ではないので高望みは出来ず。かと言ってドラゴンズでは出番が限られていたので、需要があるところに送り出してあげようという動きだったのだと推測します。

ルーク・ワカマツが支配下昇格

外国人選手ながらMLB経験もなく契約当初はあまり期待度が高い選手ではなかったのですが、左打ちに専念し始めてから成績が向上。今季は打率だけでなく出塁率や長打率も優秀な数字を残していました。

内野では昂弥や周平、外国人選手ではジャリエルやアリエルと離脱が相次いだことからワカマツに白羽の矢が。低迷するチームの起爆剤として期待が集まりそうです。

ガルシア&レビーラがW昇格

離脱者が続いている打線へのテコ入れとして育成外国人選手のガルシア&レビーラを同時に支配下昇格。

最下位という状況なので若手を積極的に起用していく方針を示しており、この昇格も同様の動きでしょう。外国人枠の問題で同時起用は出来ませんが、両選手とも当面は1軍に帯同させ日替りで起用していくようです。

アリエルや先日昇格したワカマツなども控えており外国人打者が大所帯となってきたので、どのように共存させていくのか。今後のドラゴンズの大きな課題となりそうです。

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