【ドラフト】2024年の注目候補を紹介

ドラフト2024の注目候補をまとめました!

高校生・大学生・社会人の3カテゴリを、それぞれ投手・野手に分けて候補リストを作成しています。とりあえずは各ポイントの展望と最注目候補の紹介まで仕上がっており、今後は他候補の簡単な紹介も更新していきます!

高校生投手のドラフト候補

高校生投手の主なドラフト候補
選手 投/身長 所属
今朝丸裕喜 右/188 報徳学園
村上泰斗 右/180 神戸弘陵
柴田獅子 右/186 福岡大大濠
小船翼 右/198 知徳
山口廉王 右/193 仙台育英
狩生聖真 右/186 佐伯鶴城
清水大暉 右/192 前橋商
堀江正太郎 右/187 文星芸大付
藤田琉生 左/198 東海大相模
金渕光希 左/183 八戸工大一
高橋幸佑 左/178 北照
富士大和 左/186 大宮東

今年の高校生投手は粒揃い。特に、有望な長身投手が例年以上に見受けられ、昨今の高速化と合わされば、一体どのような化学反応が起こるのか。とても楽しみなポイントとなっています。

上位確実と呼べる候補は今朝丸裕喜藤田琉生村上泰斗ぐらいしか挙げられませんが、柴田獅子小船翼などのスケール感のある有望株が複数おり、技巧派や左腕にも有力候補が揃っている状況。球団毎の好みによって個別の評価は変わってくるでしょうが、多くの高校生投手が早くから指名されると予想しています。

今朝丸裕喜 (報徳学園)

今世代投手のフロントランナー

最速151kmの速球は高低やコースに投げ分けられ、スライダーやフォークで打者を崩すことも可能。角度のある投球と制球の良さが両立された本格派で、高校生投手の中では最も手堅い先発投手だと評価しています。1位指名の可能性も十分あり、遅くとも2位前半までには呼ばれると予想しています。

今後は奪三振力次第

将来の1軍のローテ入りが約束された投手である一方、現時点ではまとまり過ぎな印象も。エース格になれるかは当然今後の成長次第であり、三振系の能力をどこまで伸ばせるかがやはり鍵を握るでしょう。

藤田琉生 (東海大相模)

変化球主体の大型左腕

身長198cmの大型左腕でありながら、スライダー系だけでなくチェンジアップも操れるように、変化球が持ち味。一方の速球も最速150kmと威力はありますが、制御できている箇所がまだ限られているため、速球の安定化が今後の課題となるでしょう。

前例の少ない点がどう影響するか?

現時点で巨人・横川凱レベルまでは見込めますが、このスケール感をどこまで伸ばせるかは未知数。育て上げられる自信を持てる球団はあまり多くないかもしれません。1位指名され得る逸材ではあるものの、各球団が及び腰となり、2位後半辺りまで残ってしまう可能性も考えられます。

高校生野手のドラフト候補

高校生野手の主なドラフト候補
選手 守備/打 所属
箱山遥人 C/右 健大高崎
石塚裕惺 SS/右 花咲徳栄
齋藤大翔 SS/右 金沢
宇野真仁朗 SS/右 早稲田実業
今坂幸暉 SS/左 大阪学院大
田中陽翔 SS/左 健大高崎
森駿太 SS/左 桐光学園
森井翔太郎 SS/左 桐朋
モイセエフ・ニキータ OF/左 豊川
正林輝大 OF/左 神村学園

今年の高校生野手で一番の注目ポイントはやはり遊撃手。1位指名が濃厚な石塚裕惺だけでなく、多くの逸材が揃っています。打撃型、守備型ともに複数の候補が控えているため、バリエーションに富んでいるのも大きな特徴です。

一方、遊撃手以外のポジションは物足りない年に。捕手なら箱山遥人、外野手ならモイセエフ・ニキータと有力候補は挙がるのですが、彼らに続く存在が中々見当たりません。そのため、支配下で指名される高校生野手の半分以上が、遊撃手になるのかなと予想しています。

石塚裕惺 (花咲徳栄)

高校生トップレベルの打球速度

彼の魅力は何と言っても打撃であり、特に目を惹くのが打球速度の速さ。低反発でも木製でも関係なく強打を放てているため、そこらの大学生と比べても遜色ないレベルだと言えるでしょう。秋に大学生野手が評価を挙げ切れなかった時は、競合の可能性も十分あり得ると見ています。

遊撃に留まれるかは入った所次第?

打球の捌きも送球面も安定しており、遊撃守備は無難な印象を受けます。ただ、打力を活かすなら、将来的な三塁転向は避けられないかもしれません。指名された球団次第で異なってくるでしょうが、強打の遊撃手として活躍できる可能性も一応有しています。

大学生投手のドラフト候補

大学生投手の主なドラフト候補
選手 投/身長 所属
中村優斗 右/176 愛知工業大
篠木健太郎 右/177 法政大
寺西成騎 右/186 日本体育大
坂口翔颯 右/180 国学院大
金丸夢斗 左/177 関西大
佐藤柳之介 左/179 富士大
徳山一翔 左/177 環太平洋大
吉鶴翔瑛 左/175 法政大
児玉悠紀 左/181 青山学院大
宮原駿介 左/175 東海大静岡

大学生投手で真っ先に挙がるのが金丸夢斗中村優斗の2トップ。ともに将来のエースと期待され、豊作だった昨年の大学生投手たちと比べても上位に就けられる有望株です。1位指名は確実であり、どれだけ競合するかに注目が集まっています。

一方、3番手以降は物足りなさも感じる状況。篠木健太郎辺りが候補に挙がりますが、懸念点も目立つのは気がかりです。地方勢も金丸や中村以外は評価を確立できていないため、今年の投手指名は高校生に押され気味となる予感がします。

金丸夢斗 (関西大)

最強左腕との呼び声も

昨年指名された西武・武内夏暉のように、大学生No.1左腕は成功率の高いポイントなのですが、その中でも別格との評価が。球威、変化球、制球面、何れもクオリティが高く、競合間違いなしの目玉候補となっています。

故障だけが唯一の懸念

春に患った腰痛は軽症となっており、無事実戦復帰も出来たため、各球団の評価には影響ないでしょう。凄すぎて逆に言うことが無いレベルなので、懸念されるのはコンディション面だけとなっています。

中村優斗 (愛知工業大)

球速も注目される新たな剛腕

持ち味の速球は最速159kmを記録しており、今後の球速も注目される剛腕です。切れ味鋭いスライダーや制球面も評価が高く、金丸に続くエース候補として名前が挙がっています。競合の可能性は断言できませんが、間違いなく1位で消える投手でしょう。

抑え向きとの評価も

1つ懸念されるのが身長176cmという点であり、そこも踏まえて抑え向きとの評価も時々聞かれます。個人的には先発で見たい存在ですが、巨人・西舘勇陽のようにチーム事情によっては中継ぎスタートとなるかもしれません。

大学生野手のドラフト候補

大学生野手の主なドラフト候補
選手 守備/打 所属
印出太一 C/右 早稲田大
佐々木泰 3B/右 青山学院大
柳舘憲吾 3B/左 国学院大
宗山塁 SS/左 明治大
浦田俊輔 SS/左 九州産業大
西川史礁 OF/右 青山学院大
渡部聖弥 OF/右 大阪商業大
麦谷祐介 OF/左 富士大
吉納翼 OF/左 早稲田大
藤澤涼介 OF/右 横浜国立大

大学生野手で注目なのは、やはり宗山塁西川史礁渡部聖弥のBIG3。特に、宗山はハイレベルな遊撃守備を武器に早くから評価されており、懸念された肩の問題も払拭されつつあるため、競合間違いなし。また、西川、渡部は少し調子を落としている感もありますが、こちらも1位指名の可能性が高いと予想しています。

一方、BIG3以外で上位確実と言い切れる候補は挙げられませんが、宗山の次点となれる遊撃手やコーナーの強打者など、各ポジションに有力候補は控えています。球団毎の需要によって評価は分かれるものの、上位指名は大学生野手が中心となる可能性もあるでしょう。

宗山塁 (明治大)

10年に1人の遊撃手

獲得した球団は10年以上ショートが安泰になると評されるほど、守備面の評価が高いです。一方の打撃は今後長打面も伸びるとの声が多いものの、2年次以外は突出した成績を残せていないのは気になるところ。打撃の伸び代に関しては評価が分かれるかもしれません。

故障した右肩も問題なし

長打力の不安定さとともに懸念されていた右肩の状態は払拭された様子。打撃の状態も戻りつつあるため、競合確実なNo.1野手候補の座はキープされています。後は秋にどれだけ打撃の可能性をアピールできるかで、競合する球団の数が代わってくる感じでしょうか。

西川史礁 (青山学院大)

フルスイングが魅力の強打者

大抜擢された侍ジャパンの試合でも見せたように、初球からフルスイング出来るのが彼の魅力。それでいて三振は少なく、また守備ではセンターや内野の可能性を残しているのも面白いところです。今年は打撃の状態が安定していないので、即戦力とは言えませんが、将来のコア選手として1位指名は固いでしょう。

現状はコンタクトヒッター?

3年春以外は突出した打撃成績を残せていないのは気になるところ。長打の数や打球角度などには物足りなさを抱いており、現状はコンタクトヒッターの域を出ない印象も。プロでは中距離打者に留まってしまうかもしれません。

渡部聖弥 (大阪商業大)

広角に飛ばせる強打者

状態の良い時は弾丸ライナーを連発する強打者で、それを広角にぶち込めるのが彼の魅力。ただ、今年は逆方向を意識し過ぎてか、呼び込み過ぎたり立ち遅れたりと、三振や凡打が増えているのは懸念されるところ。粗削りな部分も目立っており、評価が分かれるかもしれません。

西川との違いは?

今年の不調やセンター、内野の可能性を残す守備面など、西川との共通点が多い打者です。所属リーグのレベル差などを判断してか、現状は次点との評価が多いですが、広角に飛ばせる点をより評価し彼に行く球団もありそう。少なくとも1位で指名される可能性は高いと見ています。

社会人投手のドラフト候補

※社会人だけでなく、独立リーグなどの投手もここで扱います。

社会人投手の主なドラフト候補
選手 投/身長 所属
木下里都 右/183 KMG
竹田祐 右/184 三菱重工West
工藤泰成 右/177 徳島 (独立L)
川口冬弥 右/187 徳島 (独立L)
伊原陵人 左/170 NTT西日本
吉田聖弥 左/176 西濃運輸
阿部雄大 左/183 ENEOS
荘司宏太 左/172 セガサミー

昨今のドラフトと同様に上位候補が少なく、そもそも社会人野球の事情も相まって指名確実と言い切れる候補すら数人挙げられるかどうかです。即戦力となれる投手は需要が多いのですが、供給不足な市場に現時点では映ってしまいます。

一方、独立リーガーの高速化は今年も注目したいポイントに。昨年上位で指名された投手が結果を残せていないため、順位は控えめになると見ていますが、それなりの人数が今年も支配下で指名されるかもしれません。

社会人野手のドラフト候補

※社会人だけでなく、独立リーグなどの野手もここで扱います。

社会人野手の主なドラフト候補
選手 守備/打 所属
石伊雄太 C/右 日本生命
野口泰司 C/右 NTT東日本
相羽寛太 SS/右 ヤマハ
寺岡丈翔 OF/右 徳島 (独立L)
知念大成 OF/左 オイシックス新潟

昨年の度会のような存在はおらず、上位候補は皆無に等しい状況です。ただ、個人的には石伊雄太野口泰司の捕手コンビを推したい。社会人捕手の指名が19年の西武・柘植世那以来されていないのはかなり気になる情報ですが、流石にこの2捕手のどちらかは指名されると思います。

とは言え、指名され得る候補ですら、あまり見当たらない印象をやはり受けてしまいます。このまま社会人の低評価が続くのであれば、独立勢や2軍新球団から支配下で指名される道も拓けて来るのではないでしょうか。

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