読売ジャイアンツ2025の戦力外候補を予想しました。
戦力外通告で挙がるかもしれない候補だけでなく、自由契約の可能性があるベテランや外国人の去就も同様に取り上げています。
- 年齢は26年3月31日時点 (=年度末年齢)
- 可能性は高 A>B>C 低の順
- Dは育成落ちの可能性を意味
投手の戦力外候補
投手は先発タイプと中継ぎタイプに分けて見ていきます。
先発投手
選手 | 年齢 | 投 | 可能性 |
---|---|---|---|
高橋礼 | 30歳 | 右投 | A |
山田龍聖 | 25歳 | 左投 | C |
堀田賢慎 | 24歳 | 右投 | C |
京本眞 | 22歳 | 右投 | D |
高橋礼
先発として2軍で結果を残せない中、変則投法に期待されるブルペンでのイニング要員も若手で賄えているため、かなり厳しい立場に映ります。一方で、他の先発陣はキープする理由の方が強いように感じるので、先発投手からの退団が伴う戦力外は、高橋礼をどう判断するかだけで終わると見ています。
京本眞
今季の飛躍が期待されていた有望株ですが、8月にトミー・ジョン手術を受ける形となってしまいました。このタイミングだと復帰は、早くて来秋のフェニックス・リーグ辺りになると推測されるので、再び育成契約に戻される可能性が濃厚でしょう。
中継ぎ投手
選手 | 年齢 | 投 | 可能性 |
---|---|---|---|
近藤大亮 | 34歳 | 右投 | A |
今村信貴 | 32歳 | 左投 | A |
ケラー | 32歳 | 右投 | B |
馬場皐輔 | 30歳 | 右投 | B |
泉圭輔 | 29歳 | 右投 | B |
田中千晴 | 25歳 | 右投 | B |
戸田懐生 | 25歳 | 右投 | B |
平内龍太 | 27歳 | 右投 | C |
近藤大亮・今村信貴
ボーダーライン上の投手が多いブルペン陣ですが、ベテラン2投手に関してはかなり危うい立場に映ります。 近藤は肩の状態が限界を迎え、今村は阿部政権になってから出番が減少したことを踏まえると、やはり濃厚な候補に挙がってしまいます。
ボーダーライン上の中継ぎ
評価、判断に迷うボーダーライン上のリリーバーが多く、馬場や泉、田中千晴らが候補として挙げられます。昨オフの退団が伴う戦力外が支配下投手では2人で終わった点を踏まえると、今オフの反動は避けられず、この辺りからも最低1,2投手は行かれる可能性が高いと見ています。
ケラー
外国人リリーバーを3枚も抱える編成は若干歪に感じるため、人員整理を行う可能性も。ただ、マルティネスとバルドナードが複数年契約中のため、整理対象としてはケラーしか挙げられないのが現状です。そのケラー自身も勝ちパターンを担えているとは言えないので、非常に微妙な立場となっています。
野手の戦力外候補
野手は捕手、内野手、外野手のポジション別に分けて見ていきます。
捕手
選手 | 年齢 | 打 | 可能性 |
---|---|---|---|
郡拓也 | 27歳 | 右打 | A |
喜多隆介 | 27歳 | 右打 | B |
小林誠司 | 36歳 | 右打 | C |
郡拓也
捕手以外にも複数のポジションが守れるユーティリティー選手として需要を集めてきた選手ですが、そこに続く武器が作れず。器用貧乏な現状を打破できないままとなっては、厳しい立場に映ってしまいます。
喜多隆介
支配下内の20代捕手が少ない編成となっているので、喜多まで名前が挙がってこないとは思っています。ただ、チーム内での地位確立が果たせないシーズンをもう数年過ごしているため、決して安泰な立場ではありません。
内野手
選手 | 年齢 | 打 | 可能性 |
---|---|---|---|
湯浅大 | 26歳 | 右打 | A |
増田大輝 | 32歳 | 右打 | B |
湯浅大
持ち味の守備で居場所を確保したいところなのですが、1軍の勝負所で痛恨のエラー。昨年のドラフトで内野手を多く指名した点も併せると、中々厳しい立場に映ってしまいます。
増田大輝
他に内野の候補が見当たらないから挙げているだけであり、ユーティリティー選手としてまだ需要もあるでしょう。外野手が多い編成となっているので、外野陣の人員整理が優先されると思います。
外野手
選手 | 年齢 | 打 | 可能性 |
---|---|---|---|
乙坂智 | 32歳 | 左打 | A |
長野久義 | 41歳 | 右打 | B |
重信慎之介 | 32歳 | 左打 | B |
ヘルナンデス | 31歳 | 右打 | B |
フルプ | 27歳 | 右打 | B |
鈴木大和 | 26歳 | 右打 | B |
岡田悠希 | 26歳 | 左打 | B |
キャベッジ | 28歳 | 左打 | C |
笹原操希 | 22歳 | 右打 | D |
乙坂智・重信慎之介
外野手が多い編成となっているので、厳しい決断を受ける選手も多くなりそうです。乙坂は期待された打撃が微妙な感じで、重信は若手に役割を奪われている現状を受けると、特にベテランの立ち位置が危うく感じます。
長野久義
ベテランという枠では上記に連なる話なのですが、やはり功労者中の功労者であるため、進退は本人の判断に任されるでしょう。ただ、今季の状態を見ると、覚悟も抱いてしまいます。
鈴木大和・岡田悠希・笹原操希
外野手が多い話を続けるなら、この辺りの選手も安泰とは言えないでしょう。基本的には育成へ戻す感じで留めると見ていますが、他ポジションより枠を空けやすい印象を受けるので、バッサリと行かれる可能性も有しています。
ヘルナンデス・フルプ
キャベッジはキープだと思いますが、他の助っ人2人は微妙な状況。岡本の去就などによって、内野の長距離砲に切り替える必要もあるため、助っ人野手の編成自体が流動的な印象を受けます。