【プロ野球】ドラフト2021の注目候補を紹介

2021年のドラフト候補をまとめました!

今年のドラフトは1位候補12人を挙げるのも難しいくらい目玉候補が不足しています。その一方で、2位以降の指名なら面白いと感じる原石は多いので、必ずしも不作年とは言い切れないかなとも思います。指名する側も予想する側も中々展開の読みづらいドラフトとなりそうで、ある意味腕の見せ所ではないでしょうか。

さて、今回はそんな難解なドラフトにおいて上位指名の可能性が高いんじゃないかなと個人的に感じるドラフト候補について紹介していきたいと思います。ディープな情報というよりかはこんな候補がいるんだよと簡単に紹介している程度の内容となっているので、ドラフト2021の入門編と思いながら読んでもらえると幸いです。

※今記事は2ページに分割しており、1ページ目が高校生の候補、2ページ目が大学生・社会人の候補となっています。

高校生投手のドラフト候補

BIG3(小園、風間、森木)が筆頭。

小園健太

市立和歌山、右投

高校生No.1投手

スピン量の多い速球とカットを軸に多彩な変化球を織り交ぜながら試合を作れる先発投手。完成度の高さが評価されており、1年目からローテ入りが期待できるとの声も。まあ同じような評価だった奥川を見る限りルーキー年からのローテ入りはあまり現実的ではないが、高卒2,3年目からのローテ入りは期待できるかもしれない。

指名順位の予想
例年であれば単独1位〜2位序盤辺りの指名になると思うが、今年のドラフトでは競合も十分にあり得る候補となっている。

風間球打

明桜、右投

進化を続ける剛腕

高校入学時は最速135kmだった球速が今夏は157kmまでに成長。まだ荒削りな部分があってのスピードなので、今後更に伸びる可能性も十分にあり得る。ただ、他のBIG3と比べると安定感に欠ける部分が目立つので、モノになるかは今後の育成次第と言えるだろう。

指名順位の予想
ロマンを感じる投手なので1位で考えるところも多そうだが、競合してまで欲しいかと言われると微妙。

森木大智

高知、右投

スーパー中学生がついに

中学時代に軟式球で150kmを記録したこともあり、スーパー中学生として昔から注目されていた投手。高校でも着実に成長を遂げ現在の最速は154km。小園にはやや劣るが、変化球も良いものを持っており完成度の高さも評価されている。

指名順位の予想
単独狙いもあり得るし、遅くとも2位までには指名されると思う。

達孝太

天理、右投

長身193cm

やはりこれだけの長身から放たれる角度十分の投球は魅力満点。まだ細身な体なのでこれがプロ仕様の体になったらどこまで凄い球を投げられるのか非常に興味を惹かれる投手。ただ、問題は育て上げられる自信のある球団が一体どれだけあるのか。

指名順位の予想
非常に指名予想が難しい投手だが、上位では指名されると思う。

畔柳亨丞

中京大中京、右投

高橋宏斗の後継者

高橋から背番号1を受け継いだ中京のエース。能力の高さは選抜で十分に証明済みでしょう。ただ、選抜での投球過多の影響もあってか右肘の状態が芳しくなく、最後の夏はあまり良くなかった。彼もまた完成度の高い投球が評価されているが、上記の右腕たちに少し水をあけられている印象を受ける。

指名順位の予想
先輩である高橋と比べても少しスケールが落ちるので、1位指名は厳しいか。場合によっては3位以降まで残ってしまう可能性もあると思う。

木村大成

北海、左投

切れ味鋭いスライダー

MAX150kmの速球も当然魅力的だが、それ以上に注目したいのが切れ味鋭いスライダー。夏の甲子園でもこの球を軸に多くの三振を奪っていた。スライダー以外の変化球など課題も残る投手だが、高校生左腕の中では高い完成度を誇っている。

指名順位の予想
外れ1位もあり得るほど評価が上がっており、上位までに指名される可能性は高いだろう。

石田隼都

東海大相模、左投

センバツ優勝投手

球速はあまり速くないが、長いリーチからの勢いのある速球が大きな武器。また、長身左腕では珍しく制球が良いのも魅力的。今年の選抜では全5試合に登板し29回1/3を無失点と優勝に大きく貢献したが、夏の予選はコロナの影響で辞退となったため夏に評価を伸ばせなかったのは少し悔しいところ。

指名順位の予想
流石に1位は厳しそうだが、2,3位辺りの指名は十分にあり得る。

松浦慶斗

大阪桐蔭、左投

名門のエース左腕

2年秋から大阪桐蔭の背番号1を背負っている大型左腕。選抜では不完全燃焼な投球となったが、夏には成長を見せていた。スケールの大きい左腕なので、更なる成長が楽しみな投手。

指名順位の予想
1位指名は厳しそうだが、上位での指名は十分にあり得るだろう。

高校生野手のドラフト候補

楽しみなスラッガーは揃っている。

松川虎生

市立和歌山、捕手、右投右打

ただの女房役じゃない

同校の小園とは中学時代からバッテリーを組んでおり、打てる捕手として彼もまた上位候補に名前が挙がっている。三振が少なくOPSが高いので、打撃単体で考えても魅力的な候補。捕手守備も評価が高い選手だが、たとえ捕手で大成できなくても他ポジで考えることが出来るのは大きいだろう。

指名順位の予想
1位指名は厳しそうだが、2位辺りでの指名は十分にあり得るだろう。

阪口樂

岐阜第一、一塁、右投左打

野手に専念した大谷?

高校では二刀流でプレイしていたが、今後は野手に専念する意向。長身187cmからの力強いスイングが魅力的であり、広角に打球を飛ばせる打者。まさに大谷並みのポテンシャルを持っている候補なのだが、3年に入ってから少しスランプ気味なのが気になるところ。

指名順位の予想
昨年の段階では1位確実とも言われていたが、今は少し評価を落としており外れ1位から2位辺りでの指名が濃厚か。

有薗直輝

千葉学芸、三塁、右投右打

柔らかな打撃が持ち味

左の高校生No.1スラッガーが阪口なら右は有薗となるでしょう。広角に打球を飛ばせるだけでなく、器用な打撃が出来るのも魅力的。ロマン度では阪口にほんの少し劣るが、将来絶対にモノになるという安定感では彼の方が上でしょう。

指名順位の予想
着実に評価を上げてきており、どこかが単独狙いで1位指名する可能性も。

粟飯原龍之介

東京学館、遊撃、右投左打

高校生No.1遊撃手

二遊間を守れるという大きな強みを持っている選手。182cm85kgと大型ショートでありながら、打撃だけでなく守備や走塁も評価が高い。今ドラフトでは二遊間が人材不足となっているので、相対的にも評価が上がりそうな存在となっている。

指名順位の予想
1位は厳しいかもしれないが、2,3位辺りでの指名は大いにあり得るだろう。

吉野創士

昌平、外野、右投右打

5ツールプレイヤー

上記2選手と比べると打撃力はやや劣るが、彼の場合は走守でも期待できるアスリート型の選手なので評価の高さは引けを取らない。高校では主にセンターを守っていたので、将来的にはセンターラインを任せられるスラッガーとして楽しみな打者となっている。

指名順位の予想
彼もまた着実に評価を上げてきており、単独狙いでの1位指名があり得る。

前川右京

智弁学園、外野、左投左打

率も残せるスラッガー

今夏の甲子園に限れば間違いなくNo.1スラッガー。コンタクトが上手い打者なので長打だけでなく率を残せるのも彼の魅力。ただ、左投げや足があまり速くないことを考えると、ポジションがかなり限られてしまうのが悩みどころ。

指名順位の予想
今夏の活躍を評価しての上位指名もあると思うが、4,5位辺りまで残ってしまう可能性も否定できない。

2ページ目からは大学生・社会人の候補紹介です!引き続きご覧ください!

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