今回は、優勝記念にブレーブス2021オフの移籍情報と補強ポイントをまとめました!
見事ワールドチャンピオンに輝いたブレーブスですが、その道のりは平坦ではなくアクーニャJr.の離脱などで苦しい状況に陥ったことも。そんなチームが王者になれた理由の1つにはやはり補強の重要性がありました。
ブレーブスの移籍情報【2021-22】
※SP、RPは左投を表しています。
※末尾に「*」がある選手は21シーズン中に加入した選手です。
新加入選手
| 選手 | 守備 | 移籍情報 |
|---|---|---|
| ケンリー・ジャンセン | RP | LAD |
| ジェイ・ジャクソン | RP | SF (trade) |
| カービー・イエーツ | RP | TOR |
| コリン・マクヒュー | RP | TB |
| タイラー・ソーンバーグ | RP | 前CIN |
| マニー・ピーニャ | C | MIL |
| マット・オルソン | 1B | OAK (trade) |
| エディ・ロサリオ | LF | 再契約 |
| アレックス・ ディッカーソン |
LF | SF |
| マイナー契約 | ||
| ジャクソン・ スティーブンス |
SP | LMB |
| ジャッセル・ デラクルーズ |
SP | ノンテンダーFA →再契約 |
| ダレン・オデイ | RP | NYY |
| マイケル・トンキン | RP | LMB |
| ブランダイン・ シッティンガー |
RP | ARIm |
| ブランドン・ブレナン | RP | BOSm |
| ブラッド・ブラック | RP | CIN |
| ニック・ビンセント | RP | MINm |
| R.J.アラニズ | RP | CINm |
| ジョン・ノゴースキー | 1B | SFm (Rule5) |
| ライアン・ゴインズ | IF | 再契約 |
| フィル・ゴセリン | IF | LAA |
| パット・バライカ | IF | BAL |
| ブロック・ホルト | IF | TEX |
- リチャード・ロドリゲス(RP)
- エドガー・サンタナ(RP)
- シェーン・グリーン(RP)
- チャドウィック・トロンプ(C)
- オルランド・アルシア(IF)
- アダム・デュバル(OF)
- ジョク・ピーダーソン(OF)
- ホルヘ・ソレア(OF)
- エディ・ロサリオ(OF)
退団選手
| 選手 | 守備 | 移籍情報 |
|---|---|---|
| ドリュー・スマイリー | SP | FA |
| クリス・マーティン | RP | FA |
| リチャード・ロドリゲス | RP | ノンテンダーFA |
| ジェシー・チャベス | RP | FA |
| ジョシュ・トムリン | RP | FA ※OP破棄 |
| ヨアン・ロペス | RP | DFA-PHI (claim) |
| グラント・デイトン | RP | リリース |
| フレディ・フリーマン | 1B | FA-QO拒否 |
| ヨハン・カマルゴ | IF | ノンテンダーFA |
| ジョク・ピーダーソン | OF | FA ※OP破棄 |
| ホルヘ・ソレア | OF | FA |
| テレンス・ゴア | OF | FA |
| クリスチャン・パチェ | CF | OAK (trade) |
| エイーレ・アドリアンサ | UT | FA |
- ブライス・ウィルソン(SP)
- ネイト・ジョーンズ(RP)
- エドガー・サンタナ*(RP)
- シェーン・グリーン*(RP)
- アレックス・ジャクソン(C)
- パブロ・サンドバル(3B)
- エンダー・インシアーテ(OF)
- エイブラハム・アルモンテ(OF)
ブレーブスの補強ポイント&ToDoリスト
フリーマンの去就や外野陣のテコ入れなど野手陣の方が補強ポイントは多い印象です。
実績のある先発をもう1枚
FA予定だったモートンとはすでに契約延長しているので、フリード&アンダーソンと形成する三本柱は来季も健在。彼らに加えデビッドソンやライト、イノーアといった若手陣も控えているため、一応枚数は揃っているローテとなっています。ただ、4番手以降の質については不安が残るので、FAとなるスマイリーのようなベテランを1枚確保しておくのが無難かなと思います。
また、夏頃にはソロカが復帰予定となっていますが、流石に2回続けてのアキレス腱断裂は後遺症も心配されるので、あまり過度な期待を持たない方が良いかなと思います。
フリーマン(1B)の引き留め
フリーマンの残留こそが最大の補強!
若い選手の多いチームが1つにまとまってこれたのはやはりフランチャイズプレイヤーであるフリーマンの存在が大きかったと思います。当然彼の代わりとなれる選手などいる筈もなく、彼を失えばグラウンド内外で大きな損失となるでしょう。
外野陣の再整備
オスーナがDV問題で出場停止、アクーニャJr.は右膝靭帯の断裂で今季絶望、ベテランのインシアーテは衰えによりリリース、若手有望株のパチェはまだ力不足。といったように外野陣に悉く誤算が生じてしまったため、かなり苦しいやり繰りが続いていました。しかし、トレード期限日に3人補強するなど4人の外野手を獲得したことで状況は一変。4選手ともPSで大暴れし、ワールドチャンピオンへの原動力の1つとなりました。
ただ、ソレア&ロサリオはFAでデュバル&ピーダーソンは相互オプションとなっているので、最悪全員退団という可能性も。アクーニャJr.は5月頃までに復帰予定となっていますが、オスーナの方はまだ未定。外野の複数ポジションを若手だけで埋めるのはやはり厳しいので、途中加入組の残留も含め複数人の外野補強が必要でしょう。
また、来季からはナリーグもDH制となる可能性が高いので、外野3つだけでなくそれ以上の人員確保が必要となる点にも注意です。
総括
戦力としてはもちろん精神的支柱としてもフリーマンは欠かすことが出来ない存在だったので、退団となればその影響は計り知れないと思っていました。がしかし、フリーマンの穴埋めとして地元出身のオルソンを補強する完璧な動きを見せたことで、フリーマン退団の影響を最小限に止めることに成功しました。
また、投手陣ではWS制覇に大きく貢献したブルペン陣の更なる強化に成功。新たにジャンセンやマクヒューらが加わり、MLB随一の強力なブルペン陣が完成しました。
フリーマンの去就や同地区・メッツの大型補強など懸念材料が多かったストーブリーグでしたが、ロックアウト後の素晴らしい動きの数々で巻き返しに成功。アクーニャJr.&オスーナの復帰状態や先発ローテの4,5番手などまだ不安なポイントは残っていますが、連覇も十分可能なチームが出来つつあると思います。

