MLB2026シーズン中のトレードに関する噂や放出候補をまとめました。
MLB 30球団の買い手・売り手のスタンス予想から、具体的なトレード候補までを完全網羅。また、TDLの展望についても、簡単に書いていきます。
今記事は2ページに分かれており、当ページではナ・リーグ球団の情報をまとめています。
1P目はナ・リーグ/2P目はア・リーグ
【候補リストの補足】
- 今記事の情報は6/14時点のもの
- 打消し線はトレード放出された選手
- SP、RPは左投
- 保有期間の「※」は、オプションやオプトアウト権を含む最長期間を意味
ナ・リーグ東地区のトレード候補
フィリーズ
| 選手 | 守備 | 保有期間 |
|---|---|---|
| ティム・メイザ | RP | 2026 |
| アレク・ボーム | 3B | 2026 |
| タナー・バンクス | RP | 2028 |
| チェイス・シュガート | RP | 2030 |
| アンドリュー・ペインター | SP | 2031 |
| セス・ジョンソン | RP | 2032 |
TDL展望:買い手
開幕直後は低迷し監督交代にまで至りましたが、その後はV字回復。ブレーブスの背中は遠いものの、PS進出争いには食い込めています。元々、ベテランの保持に努めてきた経緯から、余程負けが込まない限りは勝負継続の姿勢を崩さないと見ており、今のところは買い手に回る可能性が高いでしょう。
メッツ
| 選手 | 守備 | 保有期間 |
|---|---|---|
| フレディ・ペラルタ | SP | 2026 |
| デビッド・ピーターソン | SP | 2026 |
| ブルックス・レイリー | RP | 2026 |
| A.J.ミンター | RP | 2026 |
| クレイ・ホームズ | SP | 2027※ |
| ショーン・マナエア | SP | 2027 |
| ルーク・ウィーバー | RP | 2027 |
| ルイス・ロベルトJr. | CF | 2027※ |
| ワスカー・ブラソバン | RP | 2029 |
| ブレット・ベイティ | UT | 2029 |
TDL展望:様子見
オフの動きが香ばしかったチームの1つ。その懸念通り、開幕から低迷が続いています。サラリー負担も駆使して若手を集め直すなど、金満球団であることを活かしたブリッジイヤー的な動きを再度見せる可能性もあるでしょうか。
ただ、3年前の夏もこういった動きを強いられており、その時は今年あたりを本番に定めていた訳です。それが結局頓挫しかけているので、大金を叩いている割に一体いつ上を目指せるのかという不満は当然であり、ファン側のフラストレーションは相当溜まっているように感じます。
マーリンズ
| 選手 | 守備 | 保有期間 |
|---|---|---|
| ピート・フェアバンクス | RP | 2026 |
| サンディ・アルカンタラ | SP | 2027※ |
| アンソニー・ベンダー | RP | 2027 |
| ジョン・キング | RP | 2027 |
| マックス・マイヤー | SP | 2029 |
| カルビン・フォーシェイ | RP | 2029 |
| オット・ロペス | IF | 2029 |
| ジャンソン・ジャンク | SP | 2030 |
| レイク・バカー | RP | 2030 |
| マイケル・ピーターセン | RP | 2031 |
TDL展望:売り手寄り
昨季は予想外の健闘を見せたことから、普通のチームだったら多少の色気は出てくるのですが、このチームにそういった兆候は当然見られず。加えて、今季は中間にとどまっている訳なので、現状は売り手寄りの見方をしています。
放出候補として最も注目を集めるのは、やはりアルカンタラの行方。TJ手術後の不調時に無理やり売らなかったことが幸いし、今は多少の価値を取り戻しており、売り時としては絶好の機会です。ただ、アルカンタラの存在感は今まで放出してきた主力たちとは一味違い、彼の放出によるデメリットも計り知れないところ。ビジネスなら売り一択ですが、野球というチームスポーツで考えると難しい決断に映ります。
ブレーブス
| 選手 | 守備 | 保有期間 |
|---|---|---|
| マーティン・ペレス | SP | 2026 |
| キム・ハソン | SS | 2026 |
| レイナルド・ロペス | SP | 2027 |
| グラント・ホームズ | SP | 2030 |
| ディディエアー・フエンテス | SP | 2031 |
| JR・リッチー | SP | 2032 |
TDL展望:買い手
開幕前は故障者続出に苦しんでいたことから、低迷が続きそうな気配でしたが、現状は真逆。主力打者の復調やエルダーの覚醒、ブルペン整備の成功など多くの成果を掴んでおり、当然今夏は買い手に回るでしょう。
個人的には、アクーニャJr.を欠きながらもチャンピオンに輝いた21年のあの夏のように、限られたリソースによる巧みな補強を期待したいのですが、高騰が予想される今の市場での再現は少し難しいかもしれません。一方で、故障者の復帰具合によっては先発の一部を動かせる可能性もあり、特にフエンテスやリッチーといった若手投手の今後の使い道は注目したいところです。
ナショナルズ
| 選手 | 守備 | 保有期間 |
|---|---|---|
| ザック・リテル | SP | 2026 |
| トレバー・ウィリアムズ | SP | 2026 |
| フォスター・グリフィン | SP | 2026 |
| ルイス・ガルシアJr. | IF | 2027 |
| CJ・エイブラムス | SS | 2028 |
| ミッチェル・パーカー | SP | 2029 |
| オルランド・リバルタ | RP | 2030 |
TDL展望:売り手寄り
フロント刷新によりデータ戦術を改めた結果、いきなり予想以上の善戦を見せているチームです。とはいえ、投手力を中心にまだ成熟には時間を要するため、今夏は売り手寄りの立場と予想します。
そうした中で注目されるのは、グリフィンとエイブラムス。グリフィンは昨季まで巨人でプレーしていたので、ご存知の方も多いと思いますが、メジャーでは更なる好投を披露中。出力面の物足りなさなど懸念は残りますが、先発は引く手あまたなので、思わぬ対価を得られるかもしれません。
もう一方のエイブラムスは強打の遊撃手で、内野手の補強候補が供給不足なことから、かなりの関心を集めているでしょう。ただ、思った以上に今季は状態が良いため、この好調さがもたらす事態の推移には注視が必要です。
ナ・リーグ中地区のトレード候補
ブルワーズ
| 選手 | 守備 | 保有期間 |
|---|---|---|
| ブランドン・ウッドラフ | SP | 2026 |
| ゲイリー・サンチェス | C | 2026 |
| ジェイク・バウアーズ | 1B | 2026 |
| トレバー・メギル | RP | 2027 |
| ウィリアム・コントレラス | C | 2027 |
| アンドリュー・ボーン | 1B | 2027 |
| アーロン・アシュビー | RP | 2029※ |
| ジョーイ・オルティス | SS | 2029 |
| チャド・パトリック | SP | 2031 |
| シェーン・ドロハン | SP | 2031 |
TDL展望:バランス
巧み過ぎるチーム整備は他球団にとって羨望と恐怖の的。ただ、チャンピオンを狙える位置にいるものの、台所事情から買い手一辺倒とは行けず。今夏もミドル級の補強を行いつつ、一部主力の放出もバランス良くまとめていくのではと見ています。
カブス
| 選手 | 守備 | 保有期間 |
|---|---|---|
| 鈴木誠也 | OF | 2026 |
| ミゲル・アマヤ | C | 2029 |
| モイセス・バレステロス | C | 2031 |
| マット・ショウ | 3B | 2031 |
| ペドロ・ラミレス | IF | 2032 |
| ケビン・アルカンタラ | OF | 2032 |
| ジェームズ・トリアントス | UT | 2032 |
TDL展望:買い手
ホーナーとの契約延長により瀬戸際感は和らいだとはいえ、今季は勝負をかけなければならないシーズン。しかし、当初から懸念されていた先発陣の脆弱性に苦しめられ、ハイレベルな争いを演じるNLCから一歩抜け出せない状態となっています。
トレードの注目は簡単で、先発補強に対してどの野手まで出せるのかという話。近年はここの補強をケチっているのが不満ですが、大枚を叩いても好転するとは言い切れないのもまた事実。今年勝負をかけるなら、マット・ショウあたりの放出もやむなしと見ていますが、その覚悟に見合うだけのリターンが果たして貰えるか、何とも言えないところです。
また、最近ではメディア側から鈴木誠也の放出論が出ており、個人的にも一理あると考えます。ただ、誠也単体で先発を引っ張ってこれる可能性は低いと思うので、結局は追加で何らかのリスクを負う必要があるでしょう。(右膝の故障については様子見で。)
レッズ
| 選手 | 守備 | 保有期間 |
|---|---|---|
| ブレイディ・シンガー | SP | 2026 |
| ピアース・ジョンソン | RP | 2026 |
| ブロック・バーク | RP | 2026 |
| ケイレブ・ファーガソン | RP | 2026 |
| タイラー・スティーブンソン | C | 2026 |
| ナサニエル・ロウ | 1B | 2026 |
| エウヘニオ・スアレス | 3B | 2026 |
| ティージェイ・アントーン | RP | 2027 |
| サム・モール | RP | 2027 |
| JJ・ブレデイ | OF | 2028 |
TDL展望:様子見
グリーンやロドロを欠いてもローテを保てたり、スチュワートが爆発したり、低コストで獲った野手がそこそこ当たったりと明るい材料が見られる反面、誤算やパッとしない部分も多いシーズン。序盤はNLCの争いに加われていましたが、少しずつ落ち始めている状況です。
攻勢を強めたい時期なので、ぶっちぎりの最下位という事態にでもならない限りは買い手寄りのスタンスに立つと思います。ただ、当初は先発陣の余剰をトレードの弾に出来ればと見ていたのですが、グリーンの状態も読めないため保留中。同様に、補強ポイントも絞り切れず、場当たり的な戦いぶりもやはり気になるところ。期限ギリギリまで展望を立てにくい部分が多く、ミステリーチームの1つに映ります。
カージナルス
| 選手 | 守備 | 保有期間 |
|---|---|---|
| ダスティン・メイ | SP | 2026 |
| ジョジョ・ロメロ | RP | 2026 |
| ライン・スタニック | RP | 2027※ |
| ラーズ・ヌートバー | OF | 2027 |
| ノーラン・ゴーマン | IF | 2028 |
| ライリー・オブライエン | RP | 2030 |
| ペドロ・パヘス | C | 2030 |
TDL展望:様子見
本格的な再建期に突入したはずだったのですが、ウォーカーの覚醒や新人・ウェザーホルトの堅実なスタートなどにより打線が奮闘を見せるなど、予想以上の善戦。今季のNLCを象徴するサプライズチームの1つとなっています。投手陣のツギハギ感を筆頭にこのまま持つとは思えず、最終的には売り手寄りのスタンスと見ていたのですが、まさかの買い手側もあり得る雰囲気が漂い始めています。
もし純粋な売り手となった場合、メイの売却はマスト。オブライエンに関しても高騰してくれるなら、売り時ではないかと見ています。一方で、両かかとの手術から無事復帰できたヌートバーについてはスタンス問わず絶好の売り時。外野陣は駒が揃いつつあり、ヌートバーを欠いてもやり繰りできそうな気配なので、投手補強に繋がるのであれば、動かすこともやぶさかではないでしょう。
パイレーツ
| 選手 | 守備 | 保有期間 |
|---|---|---|
| マルセル・オスーナ | DH | 2026 |
| ジョーイ・バート | C | 2027 |
| ミッチ・ケラー | SP | 2028 |
| カルメン・ムジンスキー | SP | 2029 |
| エンディ・ロドリゲス | C | 2029 |
| ハンター・バルコ | SP | 2032 |
TDL展望:買い手
オフの積極的な補強や超有望株のグリフィンの抜擢により、貧打脱却は目前。NLCの沼を抜け出せてはいないものの、強力な先発陣と合わさり、ここ数年で1番の手応えを感じているはずです。
更なる補強への弾としては、先発陣の余剰に注目。ジョーンズも帰ってきましたし、マイナーにも楽しみな若手先発が複数控えているため、弱点補強や有望株補充への切り札には持って来いでしょう。ローテを追い出されたムジンスキーとの間に一悶着もあったようなので、逆に全員を囲い続ける方がデメリットも大きいかもしれません。
ナ・リーグ西地区のトレード候補
ドジャース
| 選手 | 守備 | 保有期間 |
|---|---|---|
| テオスカー・ヘルナンデス | OF | 2028※ |
| エメット・シーアン | SP | 2029 |
| キム・ヘソン | IF | 2029※ |
| アレックス・コール | OF | 2029 |
| リバー・ライアン | SP | 2030 |
| ベン・キャスペリアス | RP | 2030 |
| ジャスティン・ロブレスキー | SP | 2031 |
| アレックス・フリーランド | IF | 2031 |
| ライアン・ウォード | OF | 2032 |
TDL展望:買い手
3連覇に向けて投資は惜しまない一方、有望株の放出には消極的。基本的には夏に派手に動きたくないとのマインドも感じますが、故障者の有無や超ビッグネームの登場次第では、また話が変わってくるかもしれません。
個人的には内野の高齢化がやはり気になるので、ここの有名どころが市場に出てくるのであれば、有望株の放出を惜しむなよとは見ています。ただ、候補自体が限られる中、ドジャースのニーズを満たすとなると、ほとんど選択肢が見当たらないのが実情。実際に、市場へ出てくる可能性もかなり低いでしょうか。
パドレス
| 選手 | 守備 | 保有期間 |
|---|---|---|
| グリフィン・キャニング | SP | 2026 |
| ルーカス・ジオリト | SP | 2026 |
| ジェイソン・アダム | RP | 2026 |
| アドリアン・モレホン | RP | 2026 |
| タイ・フランス | 1B | 2026 |
| ミゲル・アンドゥハー | 1B | 2026 |
| JP・シアーズ | SP | 2028 |
| 松井裕樹 | RP | 2028※ |
TDL展望:買い手寄り
閃光から恒星へ。チーム売却の話がまとまったことで、コンテンダーを続けられる算段も立ったはず。アグレッシブな球団気質も合わせれば、買い手寄りのスタンスに立つ可能性は高いと言い切れるでしょう。
ただ、戦力事情的に怪しい部分が多いのは気になるところ。下振れとはいえ攻撃陣の貧打は深刻ですし、先発陣のハリボテ感も相変わらず。補強ポイントが多いだけに、どこを優先すべきかは中々悩みそうです。大型補強に向けて、超有望株・サラス放出という切り札も有していますが、それを切っただけでは賄え切れない印象も。ファイティングポーズを崩しはしないものの、多少の我慢は必要なタイミングに映ります。
ジャイアンツ
| 選手 | 守備 | 保有期間 |
|---|---|---|
| タイラー・マーリー | SP | 2026 |
| ロビー・レイ | SP | 2026 |
| ルイス・アラエス | IF | 2026 |
| エイドリアン・ハウザー | SP | 2028※ |
| エリック・ミラー | RP | 2029 |
| パトリック・ベイリー | C | 2029 |
| イ・ジョンフ | OF | 2029 |
| エリオット・ラモス | OF | 2029 |
| キートン・ウィン | RP | 2030 |
| ケイレブ・キリアン | RP | 2031 |
TDL展望:売り手
大型投資を続けてきた打撃陣が逆に足を引っ張るという皮肉な状況。多少バットが温まってきたものの、それでも下位から抜け出せていません。このまま低迷となれば当然売り手へ回らざるを得ませんが、肝心の高給取りたちが不振のため、サラリーダンプも中々狙えないという苦境に立たされています。
ただ、1つだけ大きな好材料を挙げると、それは二塁手・アラエスの賭けが大成功を収めたこと。確実なバットスキルが評価される一方、長打や守備面に懸念を持たれてきた選手ですが、今季は二塁守備が大幅に向上。二遊間の選択肢が乏しい市場では高騰の可能性も秘めており、放出候補として大いに関心を集める存在となりそうです。
ダイヤモンドバックス
| 選手 | 守備 | 保有期間 |
|---|---|---|
| マイケル・ソロカ | SP | 2026 |
| ザック・ギャレン | SP | 2026 |
| ポール・シーウォルド | RP | 2026 |
| ケビン・ギンケル | RP | 2026 |
| ジョナタン・ロアイシガ | RP | 2026 |
| A.J.パック | RP | 2026 |
| イルデマロ・バルガス | IF | 2026 |
| ペイビン・スミス | 1B | 2027 |
| ルルデス・グリエルJr. | OF | 2027※ |
| エドゥアルド・ロドリゲス | SP | 2028※ |
TDL展望:様子見
現時点で予想を付けるのが難しいチームの1つ。何とかNLWの2番手争いを演じていますが、予断は許さない状況です。やはり故障者の復帰が間に合うかが焦点であり、特にTJ手術明けの3投手 (C.バーンズ、J.マルティネス、A.J.パック)の行方が注目されます。それなりの年俸総額を費やしているので、基本的には買い手寄りを期待していますが果たして。
仮に売り手へ回った場合には、興味深いチームになり得ます。当たり補強のソロカや勝ちパターンのリリーバーと投手の実力者を複数有しており、TDLの盛況の鍵を握るチームと言えるかもしれません。
ちなみに、オフに騒がれたマルテの放出論は、トレード拒否権を得たこともあり沈静化したと見られます。
ロッキーズ
| 選手 | 守備 | 保有期間 |
|---|---|---|
| 菅野智之 | SP | 2026 |
| ホセ・キンタナ | SP | 2026 |
| マイケル・ロレンゼン | SP | 2027※ |
| カイル・フリーランド | SP | 2027※ |
| アントニオ・センザテラ | RP | 2027※ |
| ミッキー・モニアック | OF | 2027 |
| ウィリ・カストロ | UT | 2027 |
| ジェイク・マッカーシー | OF | 2028 |
| ハンター・グッドマン | C | 2029 |
| セス・ハルボーセン | RP | 2030 |
TDL展望:売り手
再建期でも奮闘するチームが多いシーズンですが、このチームは予想通り下位に沈む。売り手待ったなしの情勢に変わりなく、どこまで売るのかが焦点になります。
そもそも売れる選手自体が乏しかったのも厳しいところでしたが、センザテラのまさかの覚醒により、今夏は一味違う様子。近年は計算できるリリーバーがかなりの高騰を見せているため、センザテラがこのまま好パフォーマンスを続ければ、中々の対価を得られるかもしれません。
一方、野手の方では需要があるならモニアックの売却はマストであり、その先も視野に入る頃合い。かつてはファイヤーセールに消極的でしたが、ここまで低迷が続くとそうも言っていられず、強打の捕手・グッドマンのオファーにも耳を傾けるべきでしょう。
