MLB2026夏のトレード候補ランキングを作成しました!
いつもは球団毎に候補をまとめた「【MLB】2026シーズン中のトレードの噂や候補を紹介」という記事しか作成していなかったのですが、今夏は注目候補から展望した記事を書いてみました。
本当は候補1人1人についてあれやこれやと書きたかったのですが、残念ながらTDLがもう目前に迫り、時間がないため断念。ただ、ランキングだけを置いといても面白味に欠けるので、ポジションやカテゴリ等に分けた展望は記述していきます。
【ランキングについて】
- 対価規模やニーズの多さなどを総合的に判断
- 放出確率がかなり低い選手や買い手側の切り札と見られる選手は除外
投手のトレード候補ランキング【2026夏】
※SP、RPは左投。
| 順 | 選手 | 役 | 所属 | 保有 期間 |
放出 確率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | T.スクーバル | SP | DET | 2026 | 80% |
| 2 | R.デトマーズ | SP | LAA | 2028 | 60% |
| 3 | C.マイズ | SP | DET | 2026 | 80% |
| 4 | F.グリフィン | SP | WSH | 2026 | 70% |
| 5 | K.ゴーズマン | SP | TOR | 2026 | 90% |
| 6 | L.ウィーバー | RP | NYM | 2027 | 80% |
| 7 | A.モレホン | RP | SD | 2026 | 60% |
| 8 | J.ソリアーノ | SP | LAA | 2028 | 50% |
| 9 | C.ホームズ | SP | NYM | 2026 | 90% |
| 10 | F.ペラルタ | SP | NYM | 2026 | 95% |
主役はスクーバル
当初、スクーバル放出の可能性は10%にも満たないはずだったのですが、DETの不調により一転。一時は調子を上げるも、結局射程圏内に入りきれていないため、売り手寄りとの見方が大勢を占めています。
一方、肝心のスクーバルのバリューは不変。レンタル選手にもかかわらず、TOP100の有望株が複数パッケージ入りするのではとも言われており、依然として破格の存在価値を示しています。豊富な有望株を抱えるLAD、MIL、TBがリードしていると見られ、先発補強を目指すATL、CHCが彼らを追う展開となるでしょうか。
次候補にはデトマーズが浮上
スクーバルに次ぐ候補には今季キャリアベストを記録中のデトマーズが挙がるでしょう。こちらは複数年保有可能なため、スクーバルとは異なる需要が見込まれます。LAAは例年、こういった主力の放出には消極的なのですが、そうも言ってはいられない事情。ソリアーノも含め、放出にオープンな姿勢を今夏は見せています。
ただ、デトマーズがエース級かと問われると、まだ疑問が残るため、エースを求めたい球団からは物足りない選択肢かもしれません。当初、次候補筆頭と目されたジョー・ライアンがMINの好調によりトーンダウンしてしまったのも、市場としては痛手に映ります。
レンタル先発は不調多し
エース級の不足は、FA年の有力どころが不調に陥っていることも関係しています。売り手側の中にはベテラン先発を複数抱えているチームもあるため、供給量はそれなりにあると見られますが、満足の行く選択肢は中々見つかりづらいのではないでしょうか。
個人的には、上位のレンタル先発としてマイズに注目していますが、人によっては前巨人のグリフィンの方を推す声も。ただ、何れも今季好調な先発ですが、本来の目玉級かと問われると返答に困るレベルとも言えます。
一方、本来注目株だったペラルタは波の激しい投球により、評価は低下中。最近では、リハビリ中のホームズに集まる関心の方が多いとも言われています。とはいえ、先発補強は需要が多いので、元より実力のあるレンタル先発なら、それなりの値が付く流れにはなるでしょう。
ブルペン候補も目玉不足
アロルディス・チャップマンらBOS勢は大型連勝により放出論が立ち消えとなり、メイソン・ミラー (SD)の売却も現実味を帯びていない様子。買い手側でもブルペンの切り売りに動きそうなチームはあるため、先発と同様に供給量は一応見込めますが、守護神級は不足しているように映ります。レンタルリリーバーに限定すれば、モレホンしか有力候補は見当たらず、SDの方針次第では彼もまた市場に出てこない候補となり得ます。
頼みの綱はベテランリリーバー。ランキングに入れたウィーバーだけでなく、同じくNYMのデビン・ウィリアムズやジェフ・ホフマン (TOR)、ケンリー・ジャンセン (DET)らが複数年契約中ながら取引可能と見られており、彼らの経験に賭けるとの選択肢は残されているでしょう。ただ、トレード対価だけでなく、各投手の高年俸の負担も伴うため、手を出せる球団は限られる印象を受けます。
野手のトレード候補ランキング【2026夏】
| 順 | 選手 | 守/打 | 所属 | 保有 期間 |
放出 確率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | Z.ネト | SS/R | LAA | 2029 | 40% |
| 2 | L.アラエス | IF/L | SF | 2026 | 95% |
| 3 | H.グッドマン | C/R | COL | 2029 | 40% |
| 4 | R.ジェファーズ | C/R | MIN | 2026 | 60% |
| 5 | L.ガルシアJr. | 1B/L | WSH | 2027 | 70% |
| 6 | T.フランス | 1B/R | SD | 2026 | 50% |
| 7 | G.トーレス | 2B/R | DET | 2026 | 80% |
| 8 | T.ウォード | OF/R | BAL | 2026 | 70% |
| 9 | J.マッカーシー | OF/L | COL | 2028 | 80% |
| 10 | D.バーショ | CF/L | TOR | 2026 | 90% |
大物ショートが動く?
ショートを求めている買い手が多いこともあってか、CJ・エイブラムス (WSH)やオット・ロペス (MIA)といった名前が飛び交っています。ただ、WSHもMIAもPS進出を狙える立場となりつつあるため、敢えて売る必要はありません。余程の対価を出さない限り、動く可能性は低いでしょう。
よって、唯一動く可能性がある大物ショートはネトと予想しますが、こちらも五分五分を下回る見通し。デトマーズら先発陣とは異なる希少性を有しており、彼ら以上の対価が求められます。ネトの保有中にLAAが上向く可能性は低いですが、安易に放出する訳にも行きません。
捕手市場も活性化
ショートと同様に捕手のニーズも高まっており、グッドマンだけでなく、アドリー・ラッチマン (BAL)というまさかの名前も挙がっています。流石に、ラッチマン放出は時期尚早でしょうが、グッドマンは絶好の売り時。LAAと同様にCOLも上向くには時間がかかるため、ライバルが少ないうちに売るのが吉だと見ているものの、かなり強気の要求を行っているとも噂されています。
一方、レンタル捕手ではジェファーズが人気を集めていましたが、先発のライアンと同様にチームの好調を受け一転キープの可能性も浮上中。次候補にはタイラー・スティーブンソン (CIN)が控えていますが、ジェファーズと比べると見劣りするため、やはりジェファーズを求める声が多くなるでしょうか。
そもそもレンタル野手が少ない
今オフのFA野手が非常に冴えないことから、レンタル野手も不足気味。二塁守備が良化したアラエスは限定的なニーズにとどまり、トーレスやバーショも不調等により価値が低下するなど、当然質の面でも物足りない市場となっています。レンタル市場では純粋な主力野手を求めるより、併用要員といった小さなニーズを埋める動きに回らざるを得ないかもしれません。
こうした背景もあってか、今夏は思い切った野手の放出も起こりそう。ガルシアJr.のように一手早い売却を模索する向きもあれば、弱点補強の切り札として鈴木誠也 (CHC)のような主力を動かすとの噂も。そして話を少し戻しますが、ショートにしろ捕手にしろ大物を動かすにはやはり売り手有利の市場に映るため、移籍好きとしては大きな動きがあれば嬉しいなと期待しています。
