【巨人】2022年オフの補強情報

読売ジャイアンツ2022オフの移籍情報補強ポイントをまとめました!

ジャイアンツの移籍情報【2022-23】

現在の支配下枠は61選手

投手は左投を表しています。

残留選手

去就が注目されながらも残留となった主力をまとめました。

巨人 残留
選手 守備 契約情報
ウォーカー 外野 2年契約(年俸 1憶円)

新加入選手

巨人 新加入
選手 守備 前所属
T・ビーディ 投手 パイレーツ
Y・ロペス 投手 メッツ (譲渡)
田中千晴 投手 国学院大
船迫大雅 投手 西濃運輸
F・グリフィン 投手 ブルージェイズ (譲渡)
Y・メンデス 投手 メキシカンL
松田宣浩 三塁 ソフトバンク
門脇誠 遊撃 創価大
長野久義 外野 広島 (無償トレード)
L・ブリンソン 外野 SFジャイアンツ
オコエ瑠偉 外野 楽天 (現役ドラフト)
浅野翔吾 外野 高松商業
萩尾匡也 外野 慶應義塾大
育成契約
三上朋也 投手 DeNA
E・ルシアーノ 投手 ブルージェイズ2A
松井颯 投手 明星大
田村朋輝 投手 酒田南
北村流音 投手 桐生第一
吉村優聖歩 投手 明徳義塾
森本哲星 投手 市船橋
中田歩夢 内野 東奥義塾
相沢白虎 内野 桐蔭学園
三塚琉生 外野 桐生第一
大城元 外野 未来沖縄

退団選手

巨人 退団
選手 守備 移籍情報
山口俊 投手 戦力外-引退
井納翔一 投手 戦力外-引退→アカデミーC
デラロサ 投手 自由契約→LAD(マイナー)
ビエイラ 投手 自由契約→MIL(マイナー)
シューメーカー 投手 自由契約
アンドリース 投手 自由契約→LAD(マイナー)
桜井俊貴 投手 戦力外-引退→球団職員
メルセデス 投手 自由契約→ロッテ
クロール 投手 自由契約→メキシコL
戸根千明 投手 現役ドラフト→広島
ウィーラー 一塁 自由契約-引退
→巡回コーチ&球団職員
勝俣翔貴 三塁 戦力外→かずさマジック
ポランコ 外野 自由契約→ロッテ
八百板卓丸 外野 戦力外→エフコムBC
育成選手
與那原大剛 投手 戦力外-引退→球団職員
沼田翔平 投手 戦力外→ヤクルト(育成)
鈴木優 投手 戦力外-引退
ダニエル 投手 戦力外
ウレーニャ 内野 戦力外→楽天 (育成)
平間隼人 内野 戦力外→独立L北九州
黒田響生 内野 戦力外
伊藤海斗 外野 戦力外

育成選手関連

支配下昇格

以下の育成選手を支配下に再昇格。

巨人 支配下昇格
選手 守備 備考
堀岡隼人 投手 21年オフに育成降格
田中豊樹 投手 21年オフに育成降格
横川凱 投手 今オフに降格も即復帰
梶谷隆幸 外野 今オフに降格も即復帰

育成降格

以下の選手は自由契約後に育成で再契約。

巨人 育成降格
選手 守備 備考
平内龍太 投手 11/1 右肘クリーニング手術
太田龍 投手 3年間で1軍登板0
戸田懐生 投手
花田侑樹 投手 11/14 右肘クリーニング手術
中川皓太 投手 腰痛で登板なし
髙橋優貴 投手 9/26 左肘クリーニング手術
高木京介 投手 降格は3度目
横川凱 投手 即、支配下復帰
山本一輝 投手 大卒2年目
萩原哲 捕手 上半身のコンディション不良
梶谷隆幸 外野 即、支配下復帰
立岡宗一郎 外野 6/10 左膝の靱帯損傷

補強ポイント&ToDoリスト

ドラフトでは将来性に投資し、即戦力は新外国人などに期待でしょうか。

先発陣の強化

  1. 菅野智之
  2. 戸郷翔征
  3. 山崎伊織
  4. 赤星優志
  5. 井上温大
  6. 堀田賢慎
  7. 髙橋優貴
  8. 直江大輔

開幕前の予想通り若手の抜擢によってローテの選択肢は豊富になりました。がしかし、ローテ確定と言えるのは山崎までの3投手となっており、クオリティに関する問題は依然として残っている状況です。

若手先発は揃っているのでドラフトで即戦力を指名する必要性は低く、主な補強手段は外国人となりそう。残念ながら22シーズンの助っ人補強は失敗という結果に終わり外国人スターター補強の難しさを痛感しましたが、引き続き外国人スターターに投資していくべきでしょう。

セットアッパー

セットアッパー候補の成績
選手 登板 防御率 HP WHIP
今村 55 3.57 23 1.26
平内 53 4.32 17 1.32
鍬原 49 5.16 16 1.37
鍵谷 21 3.71 5 1.53

大勢が守護神の座に収まったのは22年の大きな収穫でしたが、その前の8回、セットアッパーの確立に大きく苦しみました。やはり上記の面々では決め手を欠く印象を受け、また阪神・湯浅のようにブレイクしそうな若手リリーバーもまだ見えてこないのでテコ入れは必須でしょう。

デラロサ、クロール、ビエイラの既存外国人リリーバーを取捨選択しつつも、新たな外国人リリーバーを追加するのが無難。何とか支配的な投球が出来る助っ人を連れてきたいところです。

※追記
デラロサ、クロール、ビエイラの全員が退団する見込みとなったので、複数の新外国人リリーバーの獲得に動く可能性が高くなりました。

中堅手

外野のデプス
守備 主力 控え① 控え②
RF 増田陸 松原
CF 増田陸 重信 松原
LF ウォーカー 若林 松原

ウォーカーの存在によりレフトの打力は改善された一方、ポランコの期待外れもありライトには大きな穴が空いています。

ドラフトでも新外国人でもマッチする候補は思い浮かびますが、獲得が実現するかは流動的な状況。増田陸の外野コンバートに期待する声もありますが、やはり新たな選択肢も欲しいところだと思います。

※追記
当初は右翼手を補強ポイントに挙げていましたが、丸のライトへのコンバートによりポイントを中堅手に変更しました。

将来の大砲候補

  • 21歳:中山、秋広
  • 22歳:山瀬、菊田
  • 23歳:増田陸
  • 24歳:岡田、湯浅
  • 25歳:萩原、喜多

すでに1軍で爪痕を残しているのは増田陸ぐらいで、彼に加え将来のコア候補となれるのは中山と秋広までかなというのが個人的な印象です。他球団と比べて大きく劣っている訳ではないのですが、少し寂しい有望株事情かなとも思います。

いち早くドラフト1位は浅野と公言したように、ドラフトでは野手の有望株を集める方針。坂本や丸のコンバートもそろそろ本格的に考えていかなければならないので、今年のドラフトは1つジャイアンツの未来図において大きなカギを握っているように感じます。

補強の評価

予想通り新外国人中心の補強となっています。

先発ローテ

ビーディ、グリフィン、メンデスと3人の外国人投手を補強

1,2位を野手指名に費やしたこともあり、ドラフトでは即戦力候補の先発投手は指名できませんでした。

一方、肝心の外国人補強では方針が一転。昨オフはMLBで実績を残したベテランを補強しましたが、今オフは伸び代も考慮した動きとなっています。

メンデスは育成よりの投手なので、即戦力としての期待はビーディとグリフィンに集まるでしょうか。

タイラー・ビーディ

150km超えの速球を中心にゴロを重ねる先発向きの投手。ただ、MLBではあまり三振を奪えていないので、エース級の期待は持てない印象です。

広島のアンダーソンのようなローテ投手になってもらうのが1つ理想かなと思います。

フォスター・グリフィン

MLBではリリーフ起用のみですが、マイナーでは先発経験も豊富なので、先中両面で起用可能なサウスポー。

奪三振がそこまで多くない点やゴロボーラーである点を考えると先発向きかなと思うのですが、出力の高い左腕で対左に強みがある点を見るとリリーフでも面白いなとも思います。

ブルペン

  • 船迫大雅をドラフトで指名
  • ロペスを補強

ドラフトではオールドルーキーの船迫を指名。出力の高いサイドハンドのため、大勢に続く存在となれるか注目です。

一方、外国人ではデラロサ、クロール、ビエイラと3投手全員が退団となっており、代わりの外国人リリーバーを補強中。先発補強で触れたグリフィンもリリーフ起用可能な存在ですが、純粋な外国人リリーバーの獲得はロペスのみとなっています。

ヨアン・ロペス

高出力の速球と縦の変化量が多いスライダーを武器に奪三振の山を築く投手ですが、フライの多さや与四球率の悪さは少し気になります。

縦スラがどこまで通じるかが活躍の鍵を握るでしょう。

中堅手

  • 浅野翔吾、萩尾匡也をドラフトで指名
  • オコエ瑠偉を現役ドラフトで獲得
  • ブリンソンを補強

体力面などを考慮して丸をライトにコンバートとなったため、センターの補強が急務のオフに。

その結果、ドラフトでは浅野、萩尾と高校、大学のスラッガーを指名。さらに現役ドラフトでオコエ、新外国人にブリンソンとセンター起用が期待できる候補を大量に獲得しました。

浅野は育成の年だと思うので流石にいきなりの戦力化は考えていないと思いますが、それ以外の補強組には即戦力として期待が集まるでしょう。外野挑戦の増田陸や復調が待たれる松原とともに、激しいポジション争いを期待したいところです。

ルイス・ブリンソン

身体能力が高くトリプルスリーも期待された元有望株ですが、プレーの粗さや故障などがあり伸び悩み中。オコエと共通している点も多い印象です。

守備の雑さやコンタクトの悪さなど長短が明確ですが、同様の評価だったウォーカーの戦力化に成功したチームなので、2匹目のドジョウとなる可能性は大いに秘めていると思います。

総括

金銭面に余裕がありながらも、国内FAは不発に終わりました。がしかし、その代わりに外国人補強では面白い選手を複数獲得できているので、決して悲観すべきストーブリーグではないと自分は考えます。

質の問題で言えば、坂本さえ復調してくれれば頼りになる打撃陣が形成できるので、後はやはり投手陣。若手や新外国人が上手く融合できれば期待が持てる陣容となるのですが、現時点で明確な計算が立てられないのは少し辛いところです。

また、坂本や丸への依存度は依然として高く、その一方で長野や松田とベテランの補強も目立っており、野手の高齢化はやはり気になる懸念点だと思います。

仮に優勝を奪還できたとしても、そこに若手野手陣が絡んでこないと再び数年後に低迷という悪循環もあり得るでしょう。

当然、チームの成績が最重要ではありますが、投打の有望株たちの成長にもやはり力を入れるべき時期だと思います。

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