【エンゼルス】2022年オフの補強情報

エンゼルス2022オフの移籍情報補強ポイントをまとめました!

エンゼルスの移籍情報【2022-23】

監督にはネビン監督代行が正式就任。

SPRPは左投。

新加入選手

LAA 新加入
選手守備前所属
タイラー・アンダーソンSPLAD
※QO案件
カルロス・エステベスRPCOL
ジャスティン・ガーザRPCLEm
マット・ムーアRPTEX
ジオ・ウルシェラIFMIN (trade)
ブランドン・ドルーリーIFSD
ハンター・レンフローRFMIL (trade)
ブレット・フィリップスOFBALm
ジェイク・ラムOFSEA
マイナー契約
フェルナンド・ロメロSPDeNA
ジョナサン・ディアスSP再契約
クリス・デベンスキーRPPHI
ジョナサン・ホルダーRPCHCm
ジェイコブ・ウェブRPATLm
シーザー・バルデスRP再契約
ヘラルド・レイエスRP再契約
エバン・マーシャルRP無所属
キャム・ビューRPPITm
チャド・ウォーラックC再契約
テイラー・ジョーンズ1BSF
ケビン・パドロ3BPITm
ジャレッド・オリバCFPITm (rule5)
22季中の主な加入選手
  • タッカー・デービッドソン (SP)
  • ローガン・オホッピー (C)
  • ミッキー・モニアック (OF)

退団選手

LAA 退団
選手守備移籍情報
マイケル・ローレンゼンSPFA
ジャンソン・ジャンクSPMIL (trade)
トゥーキー・トゥーサンSPnon-tender
アーチー・ブラッドリーRPFA
エルビス・ペゲーロRPMIL (trade)
オリバー・オルテガRPMIN (claim)
ナッシュ・ウォルターズRPFA
ロブ・ザストリズニーRPnon-tender
カート・スズキCFA-引退
マット・ダフィーIFFA
マイナー
マイク・メイヤーズSPFA
カイル・バラクローRPFA
タイ・バトリーRPFA
ブライアン・モランRPFA
ジャック・メイフィールドIFFA
マイク・フォード1BFA
マグネウリス・シエラOFFA
ディロン・トーマスOFFA
モンテ・ハリソンOFFA
22季中の主な退団選手
  • ノア・シンダーガード (SP)
  • ライセル・イグレシアス (RP)
  • ブランドン・マーシュ (OF)
  • ホセ・ロハス (UT)
  • タイラー・ウェイド (UT)

契約情報

  • J.ソリアーノ (SP)、K.イングラム (RP)を40人枠入り

補強ポイント&ToDoリスト

今オフもやはり投手中心ですが、球団売却問題により大きな動きが出来ないのは歯痒いところです。

ベテランスターター

LAA 主な先発陣の成績
投手登板投球回防御率WHIP
大谷翔平281662.331.01
サンドバル27148.22.911.34
デトマーズ251293.771.21
スアレス221093.961.25

大谷の規定到達だけでなく、若手3投手が100投球回を投げたのは大きな収穫です。また、シルセスやデービッドソン、バリアの先発復帰案など枚数自体はそこそこ有しているので、基本的に6人ローテを継続するとしてもオフ時点での補強は1,2枚ぐらいで良いのかなと思います。

エース級などクオリティに言及することが多かったポイントですが、今回はベテランとやや控えめな表現に止めました。理由としてはやはり新オーナーが決まらない限り大型契約が結べないので、トップクラスを口説くのは難しいこと。また、大谷や若手たちの成長をさらに促進させられる経験者が1枚欲しいかなという考えもあります。

守護神候補のリリーバー

LAA 主なリリーフ陣の成績
投手登板投球回防御率WHIP
ループ6558.23.841.30
テペラ5957.13.611.08
ハーゲット49692.480.91
キハダ4240.23.981.13
ワンツ4250.13.221.15

ループやテペラの補強組がベテランとしての味を出したり、ハーゲットやキハダなど伸び悩み組の戦力化を促進させたりと脇役はここ数年を考えると揃ってきました。がしかし、イグレシアスの放出で要の守護神が不在となっており、抑え候補のリリーバーは必須となっています。

狙い目はやはり守護神経験者。キンブレルやファミリアなどパフォーマンスが落ちているベテランの中から復調の可能性を見抜き、単年で引っ張ってくるのが1つ理想だと思います。

上位と下位打線の差を埋める

LAA 打順別OPS
打順OPSMLB順位
1番.7468位
2番.9282位
3番.8239位
4番.73715位
5番.68321位
6番.53130位
7番.54730位
8番.56529位
9番.56627位

上位打線の数字はまずまずなのですが、6番以降のOPSがMLB他球団と比べると大きく劣っているのは大問題。原因としては主力打者の離脱が相次いだことやスタッシの不調などが挙げられますが、端的に言えば選手層が薄いのだと思います。

5人目の内野手

LAA内野陣のデプスチャート
守備主力控え①控え②
1Bウォルシュサイスレンドン
2Bレンヒフォフレッチャーステファニック
3Bレンドンレンヒフォソト
SSフレッチャーソトベラスケス

レンヒフォの成長によりすでに4ポジション埋まっていますが、レンドンの稼働率やウォルシュの対左などを考えると不安要素は多いです。一方、控えではベラスケスやソトなど守備型の選手は揃っていますが、打撃型の選手が見当たらないのも気になります。

昨オフ補強のダフィーは期待外れに終わりましたが、方向性は間違っていません。メンバーが揃っている時はウォルシュと併用でき、緊急時には二、三塁を守りながらある程度の打力を担保できる5番手の補強が必要だと思います。

外野のデプス強化

  • RF→ウォード
  • CF→トラウト
  • LF→アデル or モニアック

内野と同様にポジションは埋まっていますが、問題はレフトの2人。アデルは調子の波が大きく、モニアックは故障が多いとそれぞれ厄介な問題を抱えています。ただ、何でもかんでも補強できるほどの余裕はないので、上位浮上には彼らのような位置付けの選手を機能させていく必要があります。

レンドンの故障の多さを考えると、優先度は内野の方が上でしょうか。外野に関してはベテランや当落線上の選手をマイナーで確保していくのが無難かなと思います。

補強の評価

補強ポイントの項では大きな動きが出来ないと書いたのですが、良い意味でこの予想を裏切る補強を展開中。

先発ローテ

タイラー・アンダーソンと3年3900万ドルで契約

オフ早々にベテラン枠としてアンダーソンを獲得。QO案件でそこそこ金銭も積んだので、当初は割高な契約に思われましたが、その後のインフレ市場を踏まえるとナイスな動きだったと評価したいです。

追加補強は難航中?

補強ポイントの項では控え目な表現に留めましたが、ここまでアグレッシブに動けるのであればもう1枚補強したいところ。予算や残りの候補者を考えると厳しい部分も多いですが、何とかもう一丁上手い補強が見たいなと期待しています。

ブルペン

カルロス・エステベスと2年1350万ドルで契約

成績の良化が期待できるエステベスを獲得。現時点では大きな役割を担えるか計算できない投手ですが、伸び代を考える方向性は面白い狙いだと思います。

マット・ムーアと1年755万ドルで契約

元ソフトバンクのムーアを獲得。22年は63登板で防御率1.95と好成績を残しており、ブルペンの強化には打ってつけのリリーバーだったと思います。

守護神は不在のまま

そもそも今市場に守護神確定と思えるリリーバーは少なく、補強できたとしてもコスパの悪い契約になる可能性が高かったので、大物を避けたのは間違いではないと思います。

内野

  • ジオ・ウルシェラをツインズから獲得
  • ブランドン・ドルーリーと2年1700万ドルで契約

5人目の内野手どころか、ウルシェラ&ドルーリーとレギュラー級を2人も補強。レンドンのバックアップやウォルシュの併用要員を補っても余りある補強が出来たと思います。両選手ともにUT性を持っているので、レンヒフォらと併せてどのような布陣を組むのかワクワクする内野陣となりました。

遊撃守備には一抹の不安

流石に大物遊撃手には手が出せず、中間層の人材も乏しい市場となっていたので、遊撃手ピンポイントの補強は難しいかなという印象です。

攻撃面でウルシェラやレンヒフォを、守備面でフレッチャーやベラスケスを上手く使い分けていくのが現実的な解決策のように感じます。

外野

  • ハンター・レンフローをブルワーズから獲得
  • ブレット・フィリップスと1年120万ドルで契約

優先順位の低いポイントと見ていましたが、レンフロー獲得に動きレギュラー3枚を盤石に。また、第4の外野手にフィリップスも加えており、若手の成長に依存していた今までの陣容とは大きく異なる外野陣となりました。

その一方で、アデルとモニアックはマイナースタートが濃厚。状況によってはトレードチップにされるかもしれないほどに、追い込まれた立ち位置となっています。

総括

正直ここまで積極的な補強を展開できるとは露ほども期待しておらず、ミナシアンGMの手腕に大変驚かされたオフとなっています。

投手陣にはまだ懸念点も残っていますが、野手陣の方は打線全体で戦えるラインナップが組めるほど充実しつつあり、大きな期待を寄せても良いのではと思います。

ただ、皆さんご存じの通り、我らが翔平が来オフFAとなるため、2023シーズンはエンゼルスにとって最後の大勝負となる年かもしれません。

結局、新オーナー問題はモレノ氏の続投となりましたが、翔平がそこまで金銭に拘るタイプには思えないので、やはりエンゼルスが勝てるチームだと証明することが重要となるでしょう。

そして、今後もモレノオーナーがチームへの投資を惜しまない姿勢をアピール出来れば、エンゼルス・大谷翔平が続く未来も見えてくるのではと期待しています。

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