今回は、エンゼルス2022シーズン中の補強ポイント&移籍情報をまとめました!
※今記事は5/11に更新。
※SP、RPは左投を表しています。
エンゼルスの補強ポイント
ブルペン陣の強化
昨季は「なおエ」というスラングが生まれてしまうほど酷いブルペン陣でした。がしかし、今季は守護神のイグレシアスに加えループやテペラといった新加入組も好投を見せており、昨季よりも安定感のある勝ちパターンを形成できています。
一方、オルテガの成長という嬉しい話題はありますが、メイヤーズやウォーレンといった既存組は相変わらずの投球となっているので、枚数に関してはまだまだ不安。今後の戦いに備えるためにも枚数の充実はとても重要なポイントなので、随時補強が必要となるでしょう。
エース級の先発をもう1枚
オフの記事ではギャンブルと表現した先発補強ですが、今のところその勝負に勝っている状況です。
故障明けで心配されていたシンダーガードは技巧派にモデルチェンジでエース級の投球を見せ、中継ぎでの実績が大半だったローレンゼンはローテ投手として優秀な働き。ともにローテに欠かすことの出来ない戦力となっています。
一方、大谷やサンドバルの既存組も順調な滑り出しを見せていますが、スアレスの不調という大きな誤算も発生。デトマーズもまだ不安定な内容となっているので、ローテ5,6番手のクオリティーは1つ不安材料となりそうです。
また、シンダーガードやローレンゼンに関してはFIPやStatcastを見ると上振れの印象も受けるので、まだまだ油断は禁物。やはりもう1枚計算できる先発が欲しいところでしょう。
二遊間の強化
トラウトやウォードらの外野陣が打線を引っ張っており、ここに大谷の復調が加わればさらに面白い打線になること間違いなし。そして、個人的には二遊間の補強ももう1つの上がり目として注目しています。
元々遊撃はオフの大きな補強ポイントでしたが、補強状況が芳しくなくフレッチャーを遊撃に移すという応急処置的な策で開幕。ところが、その肝心なフレッチャーが故障するなど精彩を欠いており、大きな誤算に。
ウェイドやベラスケスが加入したことで守備面で安定を見せているのが1つ救いですが、両選手とも打力面はあまり期待できず。また、打撃型のダフィーも本領発揮には至っていないのがもどかしいところです。
追記(5/11)
フレッチャーが左右の内転筋修復手術で長期離脱に。一応今季中に復帰できる見込みとなっています。
前述の通り他選手で守備面をカバーできるのは昨季との大きな違いですが、攻撃面には影響必至。上位打線でカバー出来ている間は大丈夫でしょうが、更なるトラブルに備えるためにもやはり二遊間の補強は考えておくべきかなと思います。
エンゼルスの移籍情報【2022】
新加入選手
日付 | 選手 (守備) | 移籍情報 |
---|---|---|
5/8 | フアン・ラガーレス (OF) | マイナー契約 ※再契約 |
退団選手
日付 | 選手 (守備) | 移籍情報 |
---|---|---|
4/8 | ジャスティン・アップトン (LF) | リリース |
注目ポイント
アップトンを開幕前にDFA
契約が今季で切れるのでどこかでDFAを決断するのは昨年のプホルスの例を見ても明らかでしたが、まさか開幕前というのは少々予想外でした。ただ、マーシュやウォードの活躍を見ると、この思いっ切った決断は正しかったと言えるでしょう。
プホルス、アップトンとペイロールを圧迫していた2つの大型契約がようやく終わり、チームとしては新たな局面に。オフにはこの浮いたお金をどこに投資するのか注目が集まりそうです。ただ、すでにホットコーナーに新たな不良債権が生まれつつあるのはとても気になるところですが、それはまた別の機会に。
終わりに
今季のMLBは投高打低と言われていますが、良くも悪くもその影響を感じさせずそれが今のところプラスに働いているようです。今後この状態をキープし続けるためには打力の維持も大事ですが、やはりどこまで投手陣を整備できるかにかかっているでしょう。
若手が躍動しているので明るい未来が待っているように感じますが、マイナー組織の充実度はあまり評価が高くなく来季で切れる大谷の契約問題もあり、うかうかしてられない状況だと思います。
アストロズやマリナーズ次第では千載一遇のシーズンとなるかもしれないので、ペイロールの増加などオーナー側からのアシストがあるのかにも注目が集まりそうです。
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