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【ヤンキース】補強ポイントをチェック!【2020-21】

ヤンキース

今回は、ヤンキース移籍情報と補強ポイントをまとめました!

レギュラーシーズンでもPSでもレイズの前に屈した今季。その雪辱を晴らすためにも戦力を整えたいところだが、あまり派手な補強はやらないみたい。

更新情報
1/26
「補強の進捗状況」の追加など記事全体を改良。
タイヨン獲得、オッタビーノ放出情報を追加。

ヤンキースの移籍情報【2020-21】

ストーブリーグ【2020-21】の主な移籍情報をまとめました。

新加入選手

ヤンキースの新加入選手
選手守備退団
DJ・ルメイヒュー内野再契約
コーリー・クルーバーSP・右レンジャーズ
ジェイソン・タイヨンSP・右パイレーツ
トレード
グレッグ・アレン外野パドレス
トレード
マイナー
アダム・ウォーレンRP・右再契約
タイラー・ライオンズRP・左再契約
ジョーリス・チャシーンSP・右ブレーブス
アッシャー・
ウォジェハウスキー
SP・右オリオールズ
マット・ボウマンRP・右レッズm
ネストル・コルテスJr.RP・左マリナーズ
ソクラテス・ブリトー外野パイレーツm
アンドリュー・ベラスケスUTオリオールズ

退団選手

ヤンキースの退団選手
選手守備移籍先
J.A.ハップSP・左ツインズ
アダム・オッタビーノRP・右レッドソックス
トレード
ジョナサン・ホルダーRP・右カブス
トミー・ケインリーRP・右ドジャース
ミゲル・ヤフーレRP・右パイレーツ
トレード
ルイス・アビランRP・左ナショナルズm
エリック・クラッツ捕手引退

FA選手

ヤンキースのFA選手
選手守備
田中将大SP・右
ジェームズ・パクストンSP・左
ジョーディー・マーサー遊撃
ブレット・ガードナー外野

オフの注目ポイント

上記の移籍情報から注目すべき選手やポイントをまとめました。

  • 同級生トリオの誰を残す?
  • ガードナーとの再契約は?
  • ヘルマンが出場停止から復帰

同級生トリオの誰を残す?

やはり注目は同級生トリオ、田中・パクストン・ルメイヒューの去就。全員との再契約は現実的ではないので、今のところの優先順位はおそらくルメイヒュー>田中>パクストンだと思われる。

特に、ルメイヒューの残留には全力を挙げている。退団となれば内野に大きな穴が開くことになるので、是が非でも再契約を!ただ、狙っている球団も多く大型契約を希望していることもあり、そう簡単には決まらなそう。

また、田中とも残留交渉を継続中。本人も残留が第1希望なので再契約に支障は無さそうだが、チームとしては出来るだけコストを下げたいという思惑があるので、上手く交渉がまとまらない可能性もある。

一方で、パクストンについては続報がないので、おそらく退団が濃厚か。

ガードナーとの再契約は?

コロナ禍の影響でベテラン選手のオプション破棄が目立っており、それはガードナーも例外では無い。

フランチャイズプレイヤーでありチームリーダーでもあるので、再契約の可能性が高いとは思う。ただ、彼の場合も田中と同様にコストを下げたいという思惑があるので、ある程度の減俸を飲まなければ退団という可能性も否定できない。

ヘルマンが出場停止から復帰

新加入ではないので表には入れていないが、ドミンゴ・ヘルマンが出場停止から復帰する。

2019年9月にDVの容疑で81試合の出場停止処分を受けており、処分自体は今季終盤に終わっていたものの、コンディションなどの問題により本格的な復帰は来季の春季トレーニングから。

19年に19勝を挙げたものの、エースという投手ではない。ただ、ローテ投手としては期待できるので、彼の状態次第ではまた先発の構成が変わってくるだろう。

ヤンキースの補強ポイント

投手と野手に分けて、デプスチャートを基に補強ポイントをチェックしていきます。

投手陣のデプスチャート 2020

赤字は左投手、()は退団orFA選手を表している。

ヤンキース 投手陣2020
先発リリーフ
防御率4.244.51
1番手コールチャップマン
2番手(田中将大)ブリットン
3番手(パクストン)グリーン
4番手(ハップ)(ホルダー)
5番手モンゴメリー(オッタビーノ)

先発陣
新エースとして獲得したコールが無難な成績を残した一方で、春にセベリーノがTJ手術を受けたり、パクストンが故障でほとんど投げられなかったりと思い描いていたローテは完成できず。ただ、そんな状況でも田中とハップが安定感を披露し、最低限のローテは形成できた。

リリーフ陣
チャップマンがコロナ感染により出遅れるなど苦しい序盤となったが、ブリットンの存在がとにかく大きかった。一方で、オタビーノの不調やケインリーの故障により鉄壁のリリーフ陣が形成できず、全体的には先発陣よりも悪い数字で終わってしまった。

投手陣の補強ポイント

デプスチャートを基に、ヤンキース投手陣の補強ポイントをいくつか挙げていきます。

  • 先発陣の再整備
  • リリーフ陣の強化

先発陣の再整備

チャートのように3投手がFAとなっているため、当然補強は必要だろう。

一応ヘルマンやセベリーノ(夏あたり?)が復帰予定となっており、若手にもガルシアやシュミットといった有望株が控えていることからローテの数は揃えられる。ただ、コール以外は計算しづらい状況なので、再契約を含め最低でも1枚は先発を補強しておきたい。

昨季コールを獲得したことから新たなエース格を獲得する可能性は低いため、コスパの良い先発を狙うのではと予想している。

リリーフ陣の強化

退団した上位のリリーバーはホルダーだけなので、先発陣と比べると慌てる必要はない。ただ、チャップマンの衰えやオッタビーノの放出話など不安な要素もあるので、全く補強をしないという訳には行かないだろう。

野手陣のデプスチャート 2020

赤字は左打者、青字はスイッチヒッター、()はFA選手を表している。

ヤンキース 野手陣2020
OPS1番手2番手
捕手.683サンチェスヒガシオカ
一塁.902ボイトルメイヒュー
二塁.827ルメイヒューウェイド
三塁.868アーシェラルメイヒュー
遊撃.692トーレスウェイド
左翼.743(ガードナー)トークマン
中堅.782ヒックス(ガードナー)
右翼.821ジャッジフレイジャー
DH.740スタントンボイト

内野
トーレスの不調は少し気になるところだが、レギュラー陣が安定した成績を残した。特に、ルメイヒューの活躍は今季も抜群であり、チームに欠かすことの出来ない存在となっている。

外野
ジャッジが故障で半分しか出場できなくても、その穴をフレイジャーがしっかり埋めた。内野陣と比べると中堅、左翼の数字が少し寂しいので、来季の巻き返しに期待。

DH
スタントンが出場できればある程度の成績を残すが、如何せん故障が多過ぎる。

捕手
今季の成績では捕手が1番の弱点に。打撃で貢献するしかないサンチェスがこの体たらくではチームも新たな策を考えざるを得ないだろう。

野手陣の補強ポイント

デプスチャートを基に、ヤンキース野手陣の補強ポイントをいくつか挙げていきます。

  • ルメイヒューの穴
  • 捕手のグレードアップ
  • 外野陣の再整備

ルメイヒューの穴

チャートからも分かるように、ルメイヒューの存在はとにかく大きい。彼がいれば戦術の幅も広がるので、絶対に残留させたい選手。

もし、ルメイヒューが退団となれば、控えのウェイドでは力不足なので当然補強に動くだろう。幸いなことにアーシェラやトーレスが内野の複数ポジションをこなすことが出来るので、必ずしも補強するポジションを二塁だけに拘る必要はない。

また、二遊間の候補はFAよりもトレード市場にビッグネームが集まっているので、色々と慌ただしい動きに発展する可能性もあり、それはそれで面白い展開となりそう。

ただ、チームの安定を考えるならば、やっぱりルメイヒューの残留がベストだろう。

捕手のグレードアップ

正捕手であるサンチェスに放出の噂が出ている。元々守備には大きな不満がある選手だったが、ここ数年は持ち味の打撃も不安定となっており、正捕手としてはかなり物足りない。

一方で第2捕手のヒガシオカをメインに抜擢するのも厳しいので、捕手をグレードアップさせるならばやはり補強が必要。

ただ、この話はサンチェスがある程度の価値で売れなければ始まらない話なので、まずはサンチェスにどれほどの買い手が付くのか要注目。

外野陣の再整備

ガードナーと再契約できれば済む話だが、昨オフとは違いあまり再契約濃厚という報道を見ないのは気になるところ。

もしガードナーが退団となっても、ジャッジやヒックスに加えフレイジャーやトークマンが控えているため、レギュラー不在という事態にはならない。ただ、毎年必ず故障者が出るポジションなので、こちらも全く補強せずとは行かないだろう。

補強の進捗

投手陣と野手陣に分けて補強の進捗を見ていきます。

投手陣の補強

先発の再整備は大方完成し、後はリリーフをどうするのかという状況。

1/15 クルーバーと合意

先発整備のため、まずは元サイヤング投手のクルーバーを獲得。ここ数年は故障によりほとんど投げられていないので、コンディションについては不安だが、復活してくれれば大きな戦力となってくれるだろう。

1/24 タイヨンを獲得

続く補強としてタイヨンをトレードで獲得。2019年2月に受けたTJ手術からまだ復帰は出来ていないが、術前の投球や2022年まで保有できることなどからコスパの良い先発と評価。こちらもコンディションに不安を残しているが、万全の状態に戻りさえすればローテ投手として期待できるだろう。

1/25 オッタビーノを放出

補強や年俸調停によりペイロール(贅沢税ライン以内)に余裕が無くなってしまったため、空きを作る手段としてオッタビーノのトレード放出を決断。(トレード相手がレッドソックスだったのはサプライズ!)

昨季不調に陥っており、年俸も高額であることから少し難しい取引となりそうだったが、1月中に無事成立させられたのはとても大きかった。

今後の補強

オッタビーノの放出により更なる補強が出来る状況に。ただ、先発に関しては上記の2投手以外にもチャシーンウォジェハウスキーをマイナー契約で確保しているので、これ以上の補強は必要ない。一方で、リリーフについてはオッタビーノの穴を補強で埋めたいところ。

また、田中の去就についてはタイヨンの加入が決定打となり、退団の可能性がほぼ確実となった。

野手陣の補強

ルメイヒューの再契約以外大きな動きはないが、この再契約こそが最重要事項。

1/15 ルメイヒューと再契約で合意

今オフの最優先事項であったルメイヒューとの再契約に成功。内野陣に大きな穴が空くという最悪な状況を無事に回避できた。

契約内容は6年9000万ドルとなっており、長期間のプレイ機会を保証する代わりに単年当たりのコスト削減に成功。両者ともにWIN-WINな取引となったのも高評価。

今後の補強

まだ補強に動ける状態だが、絶対に補強が必要というポジションは見当たらない。ただ、左打者が少ないことや外野陣に不安要素があることを踏まえると、左打ちの外野手、つまりガードナーの名前が挙がってくる。

また、一時噂されていたサンチェスのトレード話はその後進展が見られないので、今年も正捕手はサンチェスとなりそう。

ヤンキースの主な補強候補

ヤンキースの主な補強候補をリストにまとめました。

バウアーやヘイダー、リンドーなど大物獲得の噂も無くはないですが、実現性が低いため除いてあります。

ヤンキースの補強候補
選手守備現所属
田中将大SP・右FA
ヤディアー・モリーナ捕手FA
ブレット・ガードナー外野FA
カイル・シュワーバー外野FA
マイケル・ブラントリー外野FA
ヤシエル・プイグ外野FA

田中将大

再契約の交渉は行われているようだが、ルメイヒューの去就が決まらない限り大きな動きは無さそう。また、ルメイヒューの契約が大規模になった場合は退団となる可能性が高いという報道もある。

もし、ヤンキースを退団となった場合は日本球界へ復帰の可能性もあるが、アメリカでも他に興味を示している球団はあるので、日米どちらを決断するのかはまだ読めない。

※追記
ルメイヒューとの再契約、クルーバーの獲得によりペイロールにほとんど空きが無くなり、その後タイヨンを新たな先発投手として獲得したことからも、ヤンキース退団がほぼ確実となっている。

ヤディアー・モリーナ

新たな正捕手としてモリーナも候補に挙がっている。ただ、カージナルスに残留する可能性が高いことや38歳という年齢を考えると獲得の可能性は低いだろう。

ブレット・ガードナー

「オフの注目ポイント」などで言及しているため、今更多くを語る必要はないだろう。ヤンキースが今なお交渉のテーブルについているのはやはりガードナーに残留して欲しいからに違いない。交渉の行方はガードナー自身がどこまで条件を妥協できるかにかかっている。

カイル・シュワーバー

昨年は少し不調に陥り、今オフにノンテンダーFAとなった。左打の強打者は補強ポイントでもあり、ヤンキー・スタジアムとも相性が良さそう。打線に厚みをもたらすという意味でも面白い候補だと思う。

※追記
ナショナルズと契約したため、獲得ならず。

マイケル・ブラントリー

こちらも左打の外野手なので補強ポイントには合致するが、今季DHでの起用が多かったのはかなり気になるところ。安定感のある打撃は魅力的だが、コストを考えると獲得の可能性は低いか。

※追記
アストロズと再契約したため、獲得ならず。

ヤシエル・プイグ

外野の補強候補としてプイグにも興味を寄せている。ドジャース時代から少し伸び悩んでいる印象だが、環境さえ整えば一気に爆発する潜在能力は有している選手。

昨年は自身が感染するなどコロナの影響をもろに受け、未所属のままシーズンが終了。1年間プレーしていない影響は気になるところだが、その代わり低いコストで契約できるメリットもある。一昨年までのパフォーマンスを見ても、まだ老け込むには早い年齢だと思う。

総括

ストーブリーグ序盤からルメイヒューとの再契約に全力を挙げており、その契約が無事に決まったのは一安心。

一方で、他の補強についてコスパの良い選手たちを集め贅沢税のライン内にペイロールを収めたのは評価できるが、先発投手という重要なポイントをここ数年健康で過ごせていない投手たちで埋める形となったのはやはりリスキー。このリスクが実際のシーズンでどちらに転ぶのかは今年のヤンキースの大きな注目ポイントとなるだろう。

レイズに完敗で終わったシーズンなので色々とビッグネーム獲得の噂が流れていたが、実際には動かず。昨オフこそ大物選手であるコールを獲得したが、それ以外は静かなオフがここ数年続いており、その姿勢は今オフも変わらなかった。