【ヤンキース】2019年オフの補強情報

ヤンキース補強テーマ
今オフこそはエース級の先発を獲得!

 7年ぶりに優勝を果たしたヤンキース。ポストシーズンではアストロズに敗れるもワールドシリーズ制覇へは着実に近づいている!

 WS制覇に向けて後足りないものは何か?今回はヤンキースの補強を徹底検証していきます!

ヤンキースの補強情報【2019-2020 ストーブリーグ】

残留

ヤンキース 残留
選手守備
デビッド・ヘイルRP・右
アロルディス・チャップマンRP・左
ブレット・ガードナー外野
マイナー契約
タイラー・ライオンズRP・左
エリック・クラッツ捕手

アロルディス・チャップマン

ヤンキースの絶対的クローザー

オプトアウトの権利を有していたが行使せず残留を決断。また、プラス1年の契約延長にも同意したため、残りの契約は2年3000万ドル+1年1800万ドルの計3年4800万ドルとなった。

ブレット・ガードナー

ヤンキース一筋12年のフランチャイズプレイヤー

かねてからヤンキースで引退したいという意向を示していたので残留は既定路線。2019年シーズンは攻守ともに素晴らしいパフォーマンスを見せたため、1年1250万ドル+球団オプション1年とベテランにもかかわらず好契約を勝ち取った。

補強

ヤンキース 補強
選手守備退団
ゲリット・コールSP・右アストロズ
ルイス・アビランRP・左メッツ
クリス・アイアネッタ捕手ロッキーズ
マイナー契約
ニック・トロピアーノSP・右エンゼルス
ダン・オテロRP・右インディアンス
エルビス・エスコバーRP・左パイレーツ
ケイレブ・カワート三塁エンゼルス
ロセル・ヘレーラ外野マーリンズ

ゲリット・コール

待望の超エース級の先発を投手史上最高額で獲得

コールの2019年はサイヤング賞こそ同僚のバーランダーに譲ったものの、212.1回を投げ20勝5敗、防御率 2.50、326奪三振、WHIP 0.90の圧巻の成績を残した。長年エースを探していたヤンキースにとってはこれ以上ない投手の獲得となった。

ここ数年なりを潜めていたヤンキースの金満ぶりが開放された結果、契約総額は9年3億2400万ドルで投手史上最高額となり、平均年俸3600万ドルは野手を含めてもMLB史上最高額となった。また、オプションには全球団へのトレード拒否権や2024年シーズン終了後にオプトアウトの権利が付いている。

退団

ヤンキース 退団
選手守備移籍
CC・サバシアSP・左引退
デリン・ベタンセスRP・右メッツ
チャンス・アダムスRP・右ロイヤルズ
トレバー・ローゼンタールRP・右ロイヤルズ
ネストル・コルテスJr.RP・左マリナーズ
スティーブン・タープリーRP・左マーリンズ
オースティン・ロマイン捕手タイガース
エドウィン・エンカーナシオン一塁ホワイトソックス
ケンドリス・モラレス一塁引退
ディディ・グレゴリウス遊撃フィリーズ
キャメロン・メイビン外野タイガース
テレンス・ゴア外野ドジャース
マイナー契約
ロニー・ガルシアSP・右タイガース
コーリー・ギアリンRP・右ツインズ
デビッド・ヘルナンデスRP・右インディアンス
加藤豪将内野マーリンズ
グレッグ・バード一塁レンジャーズ
FA
ジャコビー・エルズベリー外野FA

CC・サバシア

2008年オフに7年1億6100万と当時の投手史上最高額の大型契約を結び、その後も度々契約更新をしながら計11年間に渡りヤンキースのローテを守ってきた。まだ活躍できる力は残っているものの、健康面の不安から2019年限りで引退を決断。2010年代のヤンキースを支え続けた素晴らしい投手でした。

加藤豪将

アメリカ育ちの日本人選手で、2013年のドラフトでヤンキースから指名された。ルーキーリーグから着実にステップアップしていき、2019年はAAAでも活躍するなど成長を見せたものの、メジャーの壁は高くシーズンオフにマイナーリーグFAとなった。

マーリンズとマイナー契約を結び、招待選手としてメジャーのスプリングトレーニングに参加することが決定した。

ジャコビー・エルズベリー

2013年オフに7年1億5300万ドルの大型契約を結ぶも結果を残せたのは1年目だけ。ここ2年間に関しては怪我で欠場しており、マイナーの試合さえ出場できていない状況。よって、今オフ残り契約2600万ドルを残しながらも球団はリリースを決断。

補強ポイント

絶対的エース

 ヤンキースの先発陣は現在セベリーノ、パクストン、田中、ハップと4枚揃ってはいるものの、故障や不調など不安も抱えており絶対的エースは不在。PSを勝ち進むためにも軸となるエースの獲得は必須で、今オフの最優先事項となっている。

 そんな状況の中、ついに念願の絶対的エースとしてコールの獲得に成功。当初、コールの希望は西海岸と言われており獲得は厳しいと予想されていたが、9年総額3億2400万ドルの投手史上最高額を用意し契約にこぎつけた。

左の強打者

 ヤンキー・スタジアムはライト側の距離の方が短く左打者有利の球場であるにもかかわらず、ヤンキースの主力打者は右打者の方が多い。さらには、左打者のガードナーとグレゴリウスがFAとなっており、右打者の偏重がより進むことから左打者の獲得が補強ポイントとなっている。

 FAのガードナーとは再契約を結んだが、依然として右打者偏重は解決できておらず引き続き左の強打者獲得を模索していく。

外野陣の整備

 ガードナーとメイビンのFAにより外野陣の再整備も必要となっている。ジャッジやスタントン、ヒックスといったレギュラークラスの選手は揃っているが、コンディションに問題を抱えた選手も多く不安定な状況なので再契約を含め最低2人は確保したいところ。

 左打者と同様にガードナーとの再契約で一定の目処が立ったものの、ヒックスの肘の状態には大きな不安があるため今後も外野手の獲得を狙う可能性が高い。

第2捕手の確保

 ロマインの退団により第2捕手の確保も必要となっている。40人枠には正捕手のサンチェスと3番手捕手のヒガシオカ、2人の捕手がいるが、ともに守備への信頼は低いため守備型の捕手を狙いたいところ。

移籍候補

補強候補

  • キャメロン・メイビン (外野手、再契約)
  • フランシスコ・リンドーア (遊撃手)
  • ジョシュ・ヘイダー (RP・左)
  • ティム・ヒル (RP・左)
  • ケン・ジャイルズ (RP・右)
  • マイケル・ギブンズ (RP・右)
  • マット・ボイド (SP・左)
  • ノア・シンダーガード (SP・右)

放出候補

  • J.A.ハップ (SP・左)
  • ミゲル・アンドゥハー (三塁手)
  • ジオバニー・ウルシェラ (内野手)
  • クリント・フレイジャー (外野手)
  • ジャンカルロ・スタントン (外野手)
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