【プロ野球】選手名鑑のおすすめを紹介!

プロ野球観戦に必須なアイテムといえば選手名鑑

今回は、自分のおすすめの名鑑として、
プロ野球オール写真選手名鑑(スラッガー編集)
について紹介します!

※当記事で紹介している選手名鑑の内容は2020年シーズンのものです。

プロ野球オール写真選手名鑑のおすすめポイント!

この名鑑の魅力は何と言っても
圧倒的なデータ量!

編集がMLB専門誌でお馴染みのスラッガー編集部であるため、他の選手名鑑では取り扱っていないデータを多く掲載しています。

これらのデータによって、従来の野球観とは一味違う野球を知ることができる名鑑となっています!

全選手に基本的な情報が載っていますが、主力級には詳細データを掲載しています。この詳細データが一番の見所となっており、主力級として全288選手。つまり、各球団毎に24選手の詳細データを掲載。

例えば、ドラゴンズの場合では

投手 13選手
小笠原、又吉、柳、岡田、大野雄、梅津、祖父江、福、鈴木博、藤嶋、山本、ロメロ、R.マルティネス
野手 11選手
加藤、京田、高橋、阿部、福田、堂上、ビシエド、平田、大島、遠藤、アルモンテ

となっており、大方の主力選手を網羅しています。

プロ野球オール写真選手名鑑収録のデータを紹介

では、次に詳細データにはどのようなデータが載っているのか?投手と野手に分けて紹介していきます。

主力投手の詳細データ

2020年度版では新たな指標の追加はありませんでした。

  • 被打率、被本塁打率、被OPS
    (右、左打者別)
  • 三振率、四球率(右、左打者別)
  • 空振り率
  • ゴロ率、フライ率
  • BABIP
  • K/BB、K/9、BB/9
  • 球種の割合(右、左打者別)
  • 球種毎の三振率、空振り率、被打率、
    被本塁打率
  • ゾーン別の投球割合(右、左打者別)
  • ゾーン別の被打率(右、左打者別)
  • ホーム、ビジター別の防御率
  • FIP
  • WAR

球種毎のデータは一見の価値あり

上記のようにかなり細かく掲載されており、その投手の得意や苦手な球種が一目瞭然。これらのデータを知れば、詳しくない投手でも特徴か理解できます!

また、名鑑の前半には球種割合のNPB平均についても掲載しています。主力投手のデータと同様に三振率、空振り率、被打率が載っているので、今のNPBでのトレンドや有効な球種が分かるようになっています。

投手毎の球種をある程度把握できれば、実際の野球観戦で配球を考えるといった新たな楽しみ方にもつながりますね!

注目の指標 FIP

FIPはセイバーメトリクス指標で、実際の防御率よりも投手本来の力を反映した疑似防御率です。

味方の守備や運で左右されるインプレイの打球結果ではなく、投手に責任がある与四球、奪三振、被本塁打の3点を基に算出しています。運要素を排し投手本来の実力を反映しているので、将来の成績を予想するのにも役立つ指標です。

FIPは主力だけでなく全投手に掲載されています。FIPを分析すれば、主力でなかった投手の中から2020年にブレイクする投手を見付けることができるかもしれませんね。

主力野手の詳細データ

2020年度版では新たな指標の追加がありました。

  • 初球、ボール球スイング率
  • 空振り率、三振率、四球率
  • ゴロ率
  • BABIP
  • BB/K
  • ISO
  • wRC+
  • 打球方向の割合(本塁打も)
  • ゾーン別打撃成績
  • 右、左投手別打撃成績
  • 球種タイプ別打撃成績
    (真っすぐ、曲がる、落ちるの3種)
  • 盗塁阻止率(捕手のみ)
  • WAR
  • UZR(捕手以外)
  • UBR

注目の指標 UZR

UZRはセイバーメトリクス指標で、守備力を測るためのデータです。

多くの名鑑で掲載されているデータは打撃関連のデータばかりなのに対し、この名鑑ではUZRによっておおよその守備力も知ることができます。

また、名鑑の後半にはポジション別のUZRランキングがリーグ毎に掲載されており、どのポジションでも守備の上手い選手が分かりやすくなっています。

UZRでは守備の客観的な評価が可能となるので、新たな守備の名手を発見できます!

2020年度版から新たに追加された指標

野手の方には2020年度版から新たに追加された指標が2つあるので紹介します。2つともセイバーメトリクス指標です。

wRC+

まず、1つ目はwRC+です。この指標は1打席当たりの得点生産性を表しています。分かりやすく言えば、優れた打者を一目瞭然で判断できる指標です。

球場の補正についても加味されているので、本物の強打者を見付けることができます!

UBR

2つ目はUBRです。この指標は今回の目玉であり、走塁についての指標です。

盗塁に関するデータを除き、走塁でどれだけ得点の増減に関与したかを示す指標です。つまりはベースランニングの能力を評価する指標となっています。

走塁も守備同様に主観的な評価となっていましたが、UBRによって客観的な評価が可能となりました。

UZRの紹介でも触れたように、他の名鑑では野手について打撃関連のデータばかりになっていますが、この名鑑では打撃以外のデータも充実しています。

セイバーメトリクス指標に注目!

詳細データには上記で触れてきたように、FIPやUZRなどのセイバーメトリクス指標も掲載されています。セイバーメトリクスとは統計学の手法でデータを客観的に分析し、選手評価やチーム戦略について考える手段のことです。MLBでは当たり前の分析方法となっており、日本でも徐々に根付き始めています。

と言っても、見慣れない人には何か難しそうで取っ付きにくいという印象を持っている人も多いと思います。

それでも、大丈夫です!

セイバーメトリクス指標についての解説がちゃんと付いているので、セイバーの初歩的な勉強にもってこいの一冊となっています!

セイバーを含め多くのデータを把握していたとしても、実際の野球がそれ通りに動いていくとは限りません。それでも、色んなデータに触れていくことで、野球や選手の新たな魅力を発見できます!

プロ野球オール写真選手名鑑 2020には膨大な量のデータが掲載されており、読み応え十分の一冊となっています。

野球の新たな魅力を知りたい方はぜひ一度読んでみてください!

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