今回はドラゴンズのプロテクトリストを予想しました。
今オフのドラゴンズはBランク以上のFA選手を獲得する可能性が低くあまり意味はないのですが試しに予想してみました。28名という絶妙な人数しかプロテクトできないので、ラスト数名の選択はかなり迷います。ぜひ、皆さんも自分で予想してみてください!
FA人的補償のプロテクト対象選手
FAの人的補償とは
Bランク以上のFA選手を獲得した場合、移籍に対する補償として金銭補償とともに人的補償をしなければなりません。ただ、人的補償と言っても全選手から自由に獲得できるわけではありません。
人的補償では
- プロテクトした選手(28名)
- 直近のドラフトで獲得した選手
- 外国人選手
- 育成選手
以上の4通りの選手は獲得できません。よって、人的補償で選手を獲得する場合は上記の4通り以外の中から選手を選択しなければなりません。
逆にFA選手を獲得した球団は支配化選手のうち新人と外国人を除くと28名の選手しか守ることができません。ドラゴンズの場合は56名の選手が対象となるので、ちょうど半分の選手しか守ることができないことになります。
プロテクト対象の全選手
以下の表はプロテクト対象選手56名の選手一覧です。この中から半分の選手しかプロテクトで守ることができません。
投手 30名 | |||
---|---|---|---|
小笠原慎之介 | 田島慎二 | 谷元圭介 | 又吉克樹 |
柳裕也 | 吉見一起 | 岡田俊哉 | 大野雄大 |
福谷浩司 | 佐藤優 | 梅津晃大 | 山井大介 |
阿知羅拓馬 | 祖父江大輔 | 福敬登 | 松葉貴大 |
石川翔 | 勝野昌慶 | 三ツ間卓也 | 鈴木博志 |
笠原祥太郎 | 清水達也 | 藤嶋健人 | 山本拓実 |
垣越建伸 | 小熊凌祐 | 伊藤準規 | 丸山泰資 |
木下雄介 | 鈴木翔太 | ||
捕手 5名 | |||
大野奨太 | 木下拓哉 | 加藤匠馬 | 石橋康太 |
桂依央利 | |||
内野手 12名 | |||
高松渡 | 京田陽太 | 高橋周平 | 阿部寿樹 |
根尾昂 | 石川駿 | 石垣雅海 | 石岡諒太 |
三ツ俣大樹 | 溝脇隼人 | 福田永将 | 堂上直倫 |
外野手 9名 | |||
藤井淳志 | 平田良介 | 大島洋平 | 遠藤一星 |
井領雅貴 | 渡辺勝 | 伊藤康祐 | 滝野要 |
武田健吾 |
プロテクト対象の選手を3通りに場合分け
プロテクトする選手を予想する上で、まずはプロテクト対象の選手を3通りに場合分けすることにしました。
プロテクト確実な選手
以下にプロテクト確実な選手として23名を選びました。大体の人が納得できる人選だと思います。
投手 11名 | |||
---|---|---|---|
小笠原慎之介 | 柳裕也 | 吉見一起 | 岡田俊哉 |
大野雄大 | 梅津晃大 | 福敬登 | 笠原祥太郎 |
清水達也 | 藤嶋健人 | 山本拓実 | |
捕手 3名 | |||
大野奨太 | 加藤匠馬 | 石橋康太 | |
内野手 7名 | |||
京田陽太 | 高橋周平 | 阿部寿樹 | 根尾昂 |
石垣雅海 | 福田永将 | 堂上直倫 | |
外野手 2名 | |||
平田良介 | 大島洋平 |
上記の選手たちをプロテクトした理由については一応色分けで表してみました。
- 赤色の選手は主力
- 青色の選手はプロスペクト(若手期待株)
- 緑色の選手は複数年契約
を表しています。
プロテクトされるか境界線上の選手
プロテクトされるか境界線上の選手として14名を選びました。プロテクトリストを作っていく上で一番の難所はここの選手たちをどう選択していくかです。プロテクト確実な選手としてすでに23名の選手を選択しているので、残り5名の枠をこの14名から考えなければなりません。つまり、ここの選手の内9名はプロテクトできないことになります。
投手 9名 | |||
---|---|---|---|
又吉克樹 | 福谷浩司 | 佐藤優 | 祖父江大輔 |
石川翔 | 勝野昌慶 | 三ツ間卓也 | 鈴木博志 |
垣越建伸 | |||
捕手 1名 | 内野手 1名 | ||
木下拓哉 | 高松渡 | ||
外野手 3名 | |||
遠藤一星 | 伊藤康祐 | 滝野要 |
この14名の選手の中で誰をどう選択したのかは下記の「ドラゴンズ2019のプロテクトリストと人的補償候補」の項目をご覧ください。そちらに選択した理由も記述してあります。
プロテクトから確実に漏れる選手
残念ながら残りの19名の選手はほぼプロテクトから漏れると予想しました。もちろんここの選手たちも戦力となる可能性は高いのですが、28名という限られた枠では外さざるを得ませんでした。
投手 10名 | |||
---|---|---|---|
田島慎二 | 谷元圭介 | 山井大介 | 阿知羅拓馬 |
松葉貴大 | 小熊凌祐 | 伊藤準規 | 丸山泰資 |
木下雄介 | 鈴木翔太 | ||
捕手 1名 | |||
桂依央利 | |||
内野手 4名 | |||
石川駿 | 石岡諒太 | 三ツ俣大樹 | 溝脇隼人 |
外野手 4名 | |||
藤井淳志 | 井領雅貴 | 渡辺勝 | 武田健吾 |
ドラゴンズ2019のプロテクトリストと人的補償候補
プロテクトリスト
境界線上の選手14名をどう選択するのか迷いましたが、以下にプロテクトリスト28名を予想しました。
投手 14名 | |||
---|---|---|---|
小笠原慎之介 | 又吉克樹 | 柳裕也 | 吉見一起 |
岡田俊哉 | 大野雄大 | 梅津晃大 | 福敬登 |
石川翔 | 鈴木博志 | 笠原祥太郎 | 清水達也 |
藤嶋健人 | 山本拓実 | ||
捕手 3名 | |||
大野奨太 | 加藤匠馬 | 石橋康太 | |
内野手 8名 | |||
高松渡 | 京田陽太 | 高橋周平 | 阿部寿樹 |
根尾昂 | 石垣雅海 | 福田永将 | 堂上直倫 |
外野手 3名 | |||
平田良介 | 大島洋平 | 伊藤康祐 |
「プロテクトされるか境界線上の選手」の項目で名前を挙げた選手は太字で表しています。
プロテクトリストに選択した理由
「プロテクトされるか境界線上の選手」の項目から選択した5名の選手についてその理由を書いていきます。
- 又吉克樹
- 便利屋としても勝ちパターンとしても起用できる貴重な投手です。個人的にはもう少し信用しても良い投手だと思いプロテクトしました。
- 石川翔
- 怪我がかなり多いですが、潜在能力は若手投手の中でもトップクラスだと思うのでプロテクトしました。
- 鈴木博志
- 今季はかなり厳しい成績ですが持ってる能力は高いと思います。まだ来季がプロ3年目のドラ1なのでプロテクトしました。
- 高松渡
- ラスト1枠まで悩んだ選手です。まだまだ脆いところは多いですが、若さと足の速さに期待してプロテクトしました。
- 伊藤康祐
- 滝野と悩みましたが、若さやプロでの実績を評価してプロテクトしました。手薄な外野のプロスペクトとしても貴重な存在です。
人的補償候補
プロテクト予想から外れてしまった人的補償候補の28名の選手です。やはり獲られたくないと思う選手が何人か漏れてしまいました。
投手 16名 | |||
---|---|---|---|
田島慎二 | 谷元圭介 | 福谷浩司 | 佐藤優 |
山井大介 | 阿知羅拓馬 | 祖父江大輔 | 松葉貴大 |
勝野昌慶 | 三ツ間卓也 | 垣越建伸 | 小熊凌祐 |
伊藤準規 | 丸山泰資 | 木下雄介 | 鈴木翔太 |
捕手 2名 | |||
木下拓哉 | 桂依央利 | ||
内野手 4名 | |||
石川駿 | 石岡諒太 | 三ツ俣大樹 | 溝脇隼人 |
外野手 6名 | |||
藤井淳志 | 遠藤一星 | 井領雅貴 | 渡辺勝 |
滝野要 | 武田健吾 |
こちらも同様に「プロテクトされるか境界線上の選手」の項目で名前を挙げた選手を太字で表しています。
プロテクトリストから外した理由
「プロテクトされるか境界線上の選手」の項目から外れた9名のの選手についてその理由を書いていきます。
- 福谷浩司
- 先発転向も良い方向に進んでいたのですがヘルニアになってしまいました。現在は手術せずに復帰していますが、腰痛の影響は大きいと判断してプロテクトリストから外しました。
- 佐藤優
- 投げているボールは良いものがあるのですが、課題が多く戦力として数えずらい状況だと思ったのでプロテクトリストから外しました。
- 祖父江大輔
- ラスト1枠で悩みました。来季も絶対戦力になってくれる投手ですが、勝ちパターンでは計算しずらいのでプロテクトリストから外しました。
- 勝野昌慶
- まだ若い投手なのでこれからどんどん伸びてくる投手だと思いますが、他の若手投手と比べて実績や評価がやや落ちるのでプロテクトリストから外しました。
- 三ツ間卓也
- 今季は便利屋として貴重な戦力となりました。ただ、他の中継ぎ投手たちと比べるとやや劣るのでプロテクトリストから外しました。
- 垣越建伸
- まだまだ若く楽しみな投手かつ貴重な左腕なので悩みましたが、他の若手投手たちと比べるとまだ劣るのでプロテクトリストから外しました。
- 木下拓哉
- 本当は正捕手になってもらいたいのですが伸び悩みです。28人の中に捕手を4人以上も入れれないと判断してプロテクトリストから外しました。
- 遠藤一星
- 今季は外野のバックアップとして良い働きを見せました。ただ、外野の控えはほとんどの球団で優先事項にならないと読みプロテクトリストから外しました。
- 滝野要
- 伊藤と悩みましたが、若さやプロでの実績が劣るのでプロテクトリストから外しました。
総括
やはり獲られたくないと思う選手が何人か漏れてしまいますが、自分が当初予想していたよりは少なかったです。ただ裏を返せば、ドラゴンズの選手層がまだまだ薄いということでもあるので複雑な心境です。
一時よりも明らかに若手期待株が増えてきたので、彼らが順調に成長してこればもっと難しい予想になるかもしれません。次に予想する時には嬉しい悩みが増えていることを期待しています。